話し方教室「グッチの最高経営責任者がビジネス論をスピーチ!」

「独創性とチームワークが企業の再活性化を促す」とスピーチ

先週、西オーストラリアの州都パースにて、ビジネスリーダー向けのイベント「リーダーシップ・マターズ」が開催された。

グッチ最高経営責任者であるマルコ・ビッザーリ氏は、イベントのゲストスピーカーとして、創造力・独創力とチームワークが企業の再活性化を促すとスピーチした。

「ザ・ウエスト・オーストラリアン」では、ビッザーリ氏のビジネス論について紹介している。

独自の経営戦略、ブランドの独創性による業績回復

2015年1月、ビッザーリ氏はグッチ最高経営責任者に就任した。ビッザーリ氏の就任に伴い、アレッサンドロ・ミケーレ氏が新たなクリエイティブ・ディレクターに任命された。

ミケーレ氏をクリエイティブ・ディレクターに任命することにより、グッチはブランドの独創性を核とした経営戦略を展開した。ビッザーリ氏の経営戦略により、グッチは高級ブランド市場における占有率を回復させ、衰退期を乗り越えた。

ビッザーリ氏は、ファッションを企業収益ではなく、デザイナーの創造力・独創力、感情、直感に基づくと述べている。

また、自身の経営戦略による業績回復を受け、適度な制限や限界がビジネスを成功に導くと説明している。参入市場領域や流通範囲に制限を設け、境界を定めることにより、ブランドの独創性に限界が生まれることないという。

円滑なコミュニケーションで従業員満足度は高まる

ビッザーリ氏は、経営者として成功するには、得た成功や栄誉に安心して、現状に満足してはいけないと考える。

リーダーは企業の経営方針・理念に基づき、一方で、現状に対する改善、飛躍と変革を継続的に取り組む必要がある為、リーダーの間違いを指摘・意見する存在が必要不可欠であると述べている。

地に足を着けた経営により風通しの良い職場環境が実現され、従業員同士が円滑なコミュニケーションが図れ、従業員満足度は高まる。

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