話し方教室「外国語によるコミュニケーションが、判断・意思決定に影響を与える」

外国語を話す人は、功利主義に従って行動する傾向

シカゴ大学心理学部の研究チームは、「サイコロジカル・サイエンス」にて、外国語によるコミュニケーションが道徳的判断に影響を与えると発表した。

外国語を話すことにより、功利主義の理念「最大多数の最大幸福」(多数に最大の幸福をもたらすことが善であるとする説)に従って行動する傾向になるという。

外国語によるコミュニケーションで、理性的な判断が可能に

同大学のボアズ・カイザー教授は、外国語は母語でない為、文化的禁忌に縛られず、満足感を最大にする意思決定ができると考える。意思決定には、文化的禁忌を破ることに対する感情的な嫌悪感と功利主義において道徳的ジレンマが生じるといわれる。

また、ポンペウ・ファブラ大学(スペイン)のアルベルト・コスタ教授は、外国語にてコミュニケーションを図る場合、心理的な距離感が生まれ、意思決定において功利的で理性的な判断が可能になると説明する。

外国語を話す際、直感的で本能的な感情は抑制される

外国語を話す際、話し手は落ち着いて考え、理解に集中する。それゆえ、直感的で本能的な感情は抑制され、実利的で理性的になる。母語は幼少期に自然と習得される言語であるが、言語と共に記憶や心的イメージ、感情、文化も身に付く。一方、外国語に心的イメージは伴わない。

カイザー教授は、例えば母語による交渉と交渉相手の言語による交渉など、言語によって意思決定結果が異なることを示唆している。

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