話し方教室「言語習得で使われる脳の回路は、動物と同じである」(話し方ニュース東京)

人間も動物の神経回路を使って、言語を習得している

米国のメディア・ニューズウィークは2月1日、人間の言語習得において人類よりも歴史が古い脳内の回路が使用されていることを発見した、新しい研究を紹介した。これまで言語習得に必要な脳の機能は、言語習得を目的として進化したという説が有力だった。

これに対して今回の発見は幼児の第1言語と成人の第2言語の習得において、動作記憶などを司る回路が介在していることを示し、異なる進化の順番を示した。これらの回路は動物にも見いだされる。

研究では米国のジョージタウン大学、ケント州立大学、オーストラリアのメルボルン大学の研究者が協力して、言語習得における脳の活動に注目した研究を集め、再分析した。

脳の2つの神経回路が、人間の言語習得で活躍

言語習得に介在していた神経回路は2つで、1つは自転車に乗るなどの新しい技術を学ぶ時に使われるシステムで、もう1つは買い物のリストを記憶したり思い出したりする時に使われるシステムだ。

これらの神経回路は例えば、ネズミが迷路の通り方を学習している際に使用することがわかっている。

言語習得は人間に欠かせない能力の1つとされているが、その中でこれらの回路が重要な役割を果たしていたことは驚くべきことだと、関係者はコメントしている。

話し方教室の要点「言語習得のポイント」

これまで言語習得に必要な脳の機能は「言語習得を目的」として進化した、と言われてきた。しかし今回の研究で、言語習得に使っていた神経回路は2つあり、これらは、人間以外の動物も使用する神経回路というのが分かった。

人間と動物を分ける重要な基準は、「言語を操れるがどうか」だが、その言語習得の神経回路をその他の動物も持っていて使っている、というのは確かに驚きである。

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