話し方教室東京 コラム|交渉の極意は、互いが競争し、互いが協力すること!

日常は「交渉」で溢れている

「マーケットプレイス」は6月15日、交渉について書かれた出版物の共著者、モーリス・シュバイツァー教授とのインタビューを掲載。政治から一般の生活に至るまで、ものごとは「交渉」で進められていると話す。

交渉相手は、常に敵であり友人でもある

氏は「友人と敵:いつ協力し、いつ競争するか、両方が成功するには」を手がけている。氏によると、交渉の相手は常に敵であり友人でもあるという。

夫婦が掃除をする、子どもを起こすなどそれを決める交渉があり協力する、プロジェクトチームがアイデアや昇進を競い合いながら協力してものを創造する、国が競争を行いながらも外交や会談などで歩み寄りを見つけるなど、すべての交渉には競争と協力が共存しているものだと述べる。

交渉では、競争と協力のバランスが大切

そしてものごとが決定される場合、人格が大きく反映している。

例えば米国大統領は元事業家であり、激しい競争社会に身を置いていた。その経験から競争力に重点を置くと、「協力」のバランスを失い、交渉を難しくしてしまう可能性もあると話す。

競争と協力の2つが共存していることを認識し、いつ競争するのか、いつ協力するのかを判断するのが「交渉」だという。

さらに政治にしても家庭にしても、それぞれが遠く離れて行動するよりも、対面して会合すればほとんどの人は譲歩的になり、交渉しやすくなると述べている。

話し方教室の視点「交渉力を向上させるポイント」

1.シュバイツァー教授は、すべての交渉には競争と協力が共存しているものだと述べている。

2.交渉人は、競争と協力の2つが共存していることを認識し、いつ競争し、いつ協力するのかを判断すること。さらに、遠く離れて行動するより、対面して会合すれば人は譲歩的になり交渉しやすくなると述べている。

さて、日常は「交渉」に溢れている、と言っていいだろう。

たとえば、同僚とランチで何を食べるかを歩きながら話し合う。仕事でチームの仲間にもっと早く仕事を仕上げてくれるよう依頼する。取引先にミーティングの日程を変更してもらうよう電話する。これらもすべて交渉に違いないのである。

交渉は苦手、などと言っておれないのが人生だ。交渉下手や交渉の苦手意識は、長い人生を生きる上で損をすると言ってよい。

ではどうすれば、交渉上手になれるか?それなら話し方教室の名門日本コミュニケーション学院の専門講座で学ばれるのが良い選択と言えるだろう。

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