話し方教室東京 コラム-スピーチやプレゼンテーションの回数を重ねれば、人前で話す自信はつくのか?

人前で話す回数だけでは、スピーチやプレゼンの自信はつかない

「ビジネスツーコミュニティ」では、パブリックスピーキングにおける自信は(不安が自己の内面に由来するものと認識した上で)聞き手の存在を念頭に置きながら話すことで高まると伝えている。

つまり、闇雲にスピーチやプレゼンテーションの回数を重ねても、人前で話すことに対して自信がつくわけではないという。

自信がある状況をイメージする、目標とする人から良い影響をうける

人前で話す自信を積み上げるには、まず、どのように不安な感情が生まれるのかを知ることが重要である。不安・恐怖は、自分の内面から出てくるものだと認識する。

そして、内面にあるものを見つけ出すためには、最も強い感情をもつその時の状況を理解すること。つまり、人前で話す瞬間に不安・恐怖を感じるのなら、自信がある状況を思い描き、良いイメージをもって心を強く保つことが大事になる。

また肯定的な影響を受ける環境に身を置くと、自ずと内面は成長し、結果的に自信も身に付く。「こういう人になりたい」と目標となる人物がいると、ポジティブな刺激を受け、より理想に近づける。

聞き手の理解力だけでなく感情にも訴求してスピーチ・プレゼンを

聞き手の理解が得られるように意識して話を展開する話し手は多いだろう。しかしながら、パブリックスピーキングでは、聞き手の判断能力・理解力だけでなく、感情にも訴えかけることが重要である。

聞き手の感情を無視して、理解を得ようと話した場合、話し手と聞き手の繋がりは弱くなる。話し手と聞き手の繋がりを強くするには、感情的訴求が欠かせない。

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