話し方教室 コラム「相手の心に届く言葉は、共感の源泉から湧き出る。」

【今日の金言/2024-02-12】

「相手の心に届く言葉は、共感の源泉から湧き出る。」
ジョン・キーツ

相手の心に届く言葉

“心に届く”とは、単に言葉が届くだけではなく、その言葉が感情を呼び起こすことを指しています。

言葉は単なる情報の伝達手段ではなく、感情や思考の共有を可能にする道具です。言葉が相手の心に届くということは、相手がその言葉を理解し、共感し、感情的に受け入れることを意味しているのです。

共感の源泉とは

“共感の源泉”とは、他者の感情や状況に理解を示し、共感する能力を指します。相手の立場や感情を理解し、それに共感することは、良好な人間関係を築く上で不可欠です。

共感は相手の心に深く響き、信頼や絆を築く基盤となります。したがって、言葉が相手の心に届くためには、共感の源泉から生まれることが重要になります。

湧き出るとは

キーツは、”湧き出る”という言葉を使っています。つまり、言葉や共感が自然な流れとして生じることの重要性を示唆しています。

人々は自然に共感し、自然に理解したいのです。強制された共感では、信頼を構築することができません。言葉や共感が自然に湧き出るとき、相手の心に真の意味で響くことができます。

この格言は、コミュニケーションにおいて単なる言葉の選択や表現技法よりも、相手の心に届くことの重要性を強調しています。

言葉は共感の源泉から湧き出るべきであり、自然な流れで相手の心に響くことが大事だと言っているのです。

コミュニケーションを行う際には、相手の感情や立場に理解を示し、共感の源泉から生まれる言葉を選択することが重要だと教えてくれています。

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