話し方教室「新入社員の時、上司に言いたかった事」
上司に言いたかった事
日本経済新聞のアンケート調査によると、「新入社員の時に、上司に言いたかった事」のベスト5は、以下のようになっています。
1.「的確なアドバイスがほしい」と言いたかった。
2.「指示ははっきりとして」と言いたかった。
3.「もっとまじめに仕事をして」と言いたかった。
4.「話を聞いてほしい」と言いたかった。
5.「もっと仕事を下さい」と言いたかった。
(日経新聞が40代の男女にアンケート)
1.的確なアドバイスがほしい、2.指示ははっきり、に関して
確かに、アドバイスや指示がきちんとできない上司がいるのは事実です。しかし一方で、部下の理解力に問題があるケースも見受けられます。
どちらに問題があるにしても、問題を解決する方法はあります。
それは、アドバイスや指示の後に、必ず上司は「復唱」させて、部下の理解を確認することです。そうすれば上記の問題は解決します。
4.話しを聞いてほしい、5.もっと仕事をください、に関して
(3.もっとまじめに仕事をして、に関してはこれは論外ですので、コメントを省きます。)
日頃から部下に関心を寄せて、仕事ぶり・能力、表情・態度をよく観察していれば、何を部下が求めているかはわかるはずです。
上司は、職責として、部下に関心を持たなければなりません。そうでなければ、何も始まらないのです。
新人に限らず、上司に意見することは極めて困難なことです。
ですから部下をもつ上司には、部下に関心をもち、観察し、部下が欲していることは何かを、自ら気付く「感度の良さ」というものが重要になってきます。
こればかりは、上司自らが意識して、磨いていくしかないでしょう。
話し方教室・あがり症克服・コミュニケーション教育の名門・日本コミュニケーション学院東京
- 2009年6月06日