話し方教室「プレゼンテーション!ドキュメント(資料)の使い方」

話力が落ちたプレゼンター

最近のプレゼンを見ていますと、「話力が落ちたなぁ」と思うことがしばしばです。

たった20分のプレゼンテーションをやるのに、ドキュメント(資料)を30枚も40枚も使って説明する人達が多いのです。はっきり言って枚数が多過ぎます。(うちの生徒さんではありません。念のため。)

ドキュメントは何のために使うのか

そもそもドキュメントは何のために使うのでしょうか。話力に自信のない人が、資料を見ながら(読みながら)説明することを可能にするためにドキュメントがある、のではありません。

ドキュメントは、
1.聞き手の理解を助けるため、
2.話し手の意図を明確に伝えるため、
その目的のために狙いを持って使用するものなのです。

最近ではプレゼンツールとしてパワーポイントを使う人が多数派となりました。使い勝手がよく、見映えもいいから使う人が多いわけです。

しかし、どちらかというと、プレゼンツールをうまく使いこなしているというよりも、ツールにこき使われている感じを受けてしまいます。それが先のドキュメント枚数過多にあらわれています。

プレゼンテーションの意義とは?

ただ単に、情報、知識、データを列挙して説明していくことがプレゼンテーションではありません。

目的を持って、選別された情報を、体系的に、論理的に、(さらに情熱的に)聞き手に提供していく行為がプレゼンなのです。

ドキュメントを読み上げるだけなら、その資料を聞き手に渡せば、それだけですむことです。何もあなたが、わざわざその場で、プレゼンテーションをする必要はないのです。これは忘れないで下さいね。

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