話し方教室「朝礼スピーチの話材/部長と課長の役割の違いとは?」

部長と課長が同じ役割になっていませんか?

企業社会では、「部課長」という言葉がよく使われています。これは、部長も課長も、いっしょくたにした表現です。

実の所、部長と課長とでは、役割が全く異なるにもかかわらず、「部課長研修」で、部長も課長も全く同一の研修を受けさせている会社が多いものです。特に、中小企業で顕著です。

会社のトップ、社長が、部長と課長の役割の違いを知らないことがその原因なのですが、これでは、研修はもとより、日常業務についても、混乱が生じていることが容易に推察されます。

部長と課長の役割の違い

せっかくの機会ですから、ここで、部長と課長の役割の違いをまとめておきましょう。私流に整理すると、ポイントは、3つです。

①部長は、事業の方向づけを行い、課長は、現場の実行管理を行う。

②部長は、(数年先の)将来に向けた課題設定を行い、課長は、現下の問題解決を行う。

③部長は、課長を指揮して間接的組織運営を行い、課長は、部下を直接指揮して直接的組織運営を行う。

以上の3点が、部長と課長の役割の違いです。いずれも、「部長は経営職」であり、「課長は現場管理職」であるがために出てくる違いなのです。

部長と課長のコミュニケーション能力開発

ですから、会社においては、部長と課長の違いをわかった上で、業務分担すべきですし、また、研修も自ずと違ったものにしなければいけないのです。

そして、当然、コミュニケーション能力においても、部長には、課長よりも、高度なコミュニケーション能力が必要となります。

本学には、その高度な要請にも応えられるプログラム(高度話力開発・専門コース)がすでに用意されておりますので、せいぜいご利用くださいますようお勧めいたします。

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