話し方教室(東京)「朝礼スピーチの話材/お中元の思い出」

我が家の床の間は、お中元で一杯だった

「お中元の思い出」が、6月22日の日経生活モニター会議にでていた。そこでは、貰ってうれしかったものは、「自分ではぜったい買わない高価な食材」だそうだ。「ご当地グルメ」も人気のよう。

お中元で思い出したことがある。私が子供の頃、我が家の床の間は、夏が近づくと頂いたお中元で一杯だった。

私の父は普通の会社のサラリーマンだったから、たぶん、当時世間では、お中元をやり取りするのが習慣だったのだと思う。

お金持ちは、お中元を贈らない

ところで、何年か前のことだ。贈答品を扱う会社が、自社の営業所を、お金持ちが住む高級住宅地に置いた。「お金持ちなら、高い贈答品を買ってくれるに違いない」との目論見からだ。

そして、その結果。全く贈答品は売れなかったのだ。

理由はこうだ。

高級住宅地に住んでいる人達は、社会的地位が高い人が多い。彼らは、お中元やお歳暮を貰う立場であって、贈ることはあまりないのだった。

失敗は、成功の元になればよい

たぶん先の会社の人達は、お中元やお歳暮の時期が近付くと、目論見が外れた酸っぱい思い出を、思い出していることだろう。

でも、その教訓はきっと、ずっと社内で活かされていくに違いない。

さあ、いよいよ、暑い夏がやってきます。健康と安全に注意して、存分に楽しみましょう!

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