話し方教室「話材/吉祥寺って、いい街ですか?」

吉祥寺は、住みたい街ランキング上位

私は月に1度、社用で「吉祥寺」に行く。JR新宿駅から、中央線で15分だから近いものだ。

吉祥寺といへば、東京圏の「住みたい街」ランキングで常に上位にくる街。だいたい1番~3番には入っている。私にとっては、「なんで、あの街が住みたい街なの?」という思いが、今だに強い。

しかし、最近になって少しずつではあるが、良さがわかりかけてきている。

吉祥寺の良いところとは?

その良さとは、以下のようなところだ。

1.普段着で過ごせる街

普段着のままで、シャレた格好をしなくても(ジャージ姿でも)デパートに入れる。そんな街。銀座や新宿の百貨店で、ジャージ姿を見かけることはない。

2.都心へのアクセス良好

JR中央線で、新宿まで15分。京王井の頭線に乗れば、渋谷も近い。JR総武線も利用できる。バスの便も多そう(私はバスに乗ったことがないので、実際のところは知らない)。

3.(都心に近いが、)自然もある

街が大きくはないので、中心部から少し離れると、緑が多い。ご存じ、井の頭(いのがしら)公園もそばにある。

4.(ごちゃごちゃした、)整然としていない賑わい

駅前には、商店のアーケードが縦に横に広がっている。でも、これだけでは何の変哲もない。その途中、途中に、細い路地が何本もある。その路地に入って行くと面白い。

料理屋さん、魚屋さん、服屋さん、雑貨屋さんなどなどが、何件も軒を連ねている。服屋さんの小道を挟んだ正面が、魚屋さんだったりする不思議な街だ。

「通」に言わせると、上記とは違う観点があるのだろうが、私の感じた吉祥寺とはこんなところだ。

その中でも、特に④。街の賑わいは、整然としたところにはなく、ごちゃごちゃしたところにある。私はそう思っている。

迷路のようなごちゃごちゃした所を歩く楽しさ。「へえー、こんな所に、こんなのが・・」こういった発見が楽しいし、賑わいを生む。吉祥寺もそんな街だ。

住みたい基準は、人それぞれ!

では、そんな吉祥寺に、「住みたいか?」と問われれば、答えは、NOである。

なぜなら、私は東京に住んでいたいのだ。私にとっての「東京」とは、「23区のみ」をさす。地方から上京してきた私にとって、大学時代からこの感覚は変わっていない。

吉祥寺は東京都ではあるが、武蔵野市。23区ではない。ただそれだけで、私にとっては住む所ではなくなる。

でも、それでいいのではなかろうかと・・。

©話し方教室の名門日本コミュニケーション学院東京/話材