話し方教室「相手と距離を詰める〈言葉づかい〉とは?」

敬語でなかなか距離が詰められない悩み

新しい出会いから数ヶ月が経過してお互いのことが分かってきても、なかなか今以上に親しくできない、よそよそしくなってしまう、そんな人はいないでしょうか。

とはいえ、今まで敬語を使ってきた人に対して、いきなり全部タメ口をきいてしまうのは少々乱暴です。

今回は、「敬語でもって、相手と距離を縮めたいけど・・」と悩みを抱える方のために、絶妙な言葉づかいで、距離を詰める方法をご紹介しましょう。

では早速、そのポイントをみていきましょう。

親しい先輩に対する言葉づかい

例えば、親しい先輩に資料作成を頼まれた際、ずっと「承知しました」「かしこまりました」と返事をしているようでは、お互いに距離感を感じてしまいます。

親しくなったら、「わかりました」でよいのです。そして、できない場合も「いたしかねます」ではなく、「すみません、今はできません」と返答すればいいのです。

同様に、「今朝のニュースをご覧になりましたか?」と聞くよりも、「今朝のニュースを見ましたか?」と聞いた方が、距離感が縮まったように感じますよね。

親しい上司に対する言葉づかい

例えば、親しい女性上司の指輪を褒めるときをイメージしてください。

「この指輪、旦那から先週結婚記念日にもらったのよ」というのに対し、「ご主人様からプレゼントされたのですね、とても素敵です」と返答するのもよいですが、ちと硬いですねえ。

そこで、思い切って敬語をやめてみましょう。ただし敬語をやめるとは言っても、一部を「自然なタメ口」に変える程度にとどめるのがポイントで、「ご主人からもらったのですか、素敵です~」というように返します。

敬語を取り払った代わりに、相手へ敬意を態度をとることで失礼でないコミュニケーションにすることができます。

「ご主人からもらったのですか、素敵です~。そんな素敵な旦那さんを見つけられるように、私も頑張らなきゃ」というように、相手に思いやりのある言葉をプラスすれば、親しい間柄なら不快に思う人はいないでしょう。

このように、親しい先輩や上司には砕けた言葉づかいをしてもかまいません。でも、役職がいくつか上の上司や、クライアントに対してはフォーマル敬語を使ってください。

使い分けをすることで、人間関係がより良好になるのです。

言葉づかいはTPOに応じて

さて、親しい先輩や上司であっても、フォーマルな敬語を使わなければいけないこともありますので、そこは念のため。

例えば、かしこまったシーンや他の大勢の人がいる場所です。そんな場で、タメ口では、相手に対する配慮がたりないと言われるでしょう。

フォーマルな敬語とカジュアルな言葉づかいは、TPOで使い分けることを忘れないで会話を楽しんで下さいね。

©話し方教室の名門日本コミュニケーション学院 入門・プレ講座 スタッフ委員会/言葉遣い/学院総長監修