「聞き手を惹きつける!話し方教室が教える“芸人に学ぶ間とテンポの極意”」(じっくり教養 話し方教室東京)
〜ビジネスでも使える“プロの話し方”を身につけよう〜
「もっと話がうまくなりたい」「聞き手の心をつかむ話し方を知りたい」——そんな思いを持つ方に、ぜひ参考にしてほしいのが“芸人さん”の話し方です。
テレビや舞台で活躍する芸人さんの話術には、聞き手を一瞬で惹きつける「間」と「テンポ」の技術が詰まっています。実はこの“芸の技術”は、しつこくなければ、ビジネスシーンや日常会話でも効果を発揮します。
今回は、「芸人に学ぶ間とテンポの極意」と題して解説します。
1. 「間」で聞き手を引き付ける
芸人さんの話が自然と耳に残るのは、「間」の使い方が巧みだからです。話し方の基本において、「間」は情報だけでなく感情や印象を伝えるための大切な“間接表現”なのです。
「間」で印象を強める
芸人さんは、オチやツッコミの前に“絶妙な沈黙”を置くことで、聞き手の期待感を高めています。この余白こそが、印象を強め、聞き手の感情を動かすカギになります。
ビジネスシーンでも、キーワードや重要なメッセージの前後に「間」を意識すると、伝わり方に深みが出ます。
「間」で語らずして伝える
多くの人は沈黙を恐れて言葉で埋めようとしますが、プロの話し手は「間」を味方にしています。「間」によって“語らずして伝えることは、とても重要なスキルです。
2. 「スピード」に緩急をつけてインパクトを強める
テンポの良い話し方は、聞き手を飽きさせず、理解を促すうえで欠かせない要素でもあります。芸人さんの話には、テンポの“緩急”が巧妙に設計されています。
スピードに変化をつける
常に同じスピードで話していると、単調になり聞き手の集中力が切れやすくなります。芸人さんは、感情やストーリーに応じて話すスピードを調整し、メリハリを持たせているのです。
スピーチやプレゼンにおいても、抑揚のあるテンポは、相手の印象に残る話し方に繋がります。
「テンポ」と「間」でインパクトを強める
「テンポよく話すこと」と「間を取ること」は一見矛盾しているようですが、そんなことはありません。うまく両者を使うことで、相乗効果を持たせることが可能になります。
スピーディーに展開しながら、要所要所で“静寂”を挟むことで、話のインパクトが格段に増すのです。
3. 聞き手と「リズム」を合わせて共感を生む
高度なスキルになりますが、「聞き手とのリズム感」を意識することは重要です。芸人さんは自分本位ではなく、常に“聞かせるための話し方”をしているのです。
“間”と“テンポ”を調整する
芸人さんは観客の表情や反応を読みながら、間やテンポをリアルタイムで調整しているのです。これはプレゼンや商談でも同じです。相手の理解度や関心に合わせて、話し方を微調整する姿勢が求められるのです。
リズムを通じて共感を生む
リズミカルな話し方は、聞き手にとって“心地よい音楽”のように感じられます。芸人さんに学ぶ話し方の極意は、言葉だけでなく“リズム”を通じて共感を生む技術にあるといえるでしょう。
話し方教室の視点/酒井学院総長の一言
熟達した芸人さんは、「間とスピードの緩急、そしてリズム合わせ」を行っています。もちろん簡単なことではありませんので、彼らでさえ、何年もの時間をかけて習得してきているのです。
もっとも、私達ビジネスマンは、お笑いの世界の人間ではありまえんので、お客さんを笑わせる必要はありませ。しかし、お客さんを引き付け、印象を強める必要はあると言えるでしょう。
スピーチやプレゼン、会議、日常会話において、聞き手をもっと惹きつけたいと日頃思っている方は、今回のブログをご参考になってチャレンジしてくださいね。
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