「第一印象で好かれる!話し方教室直伝『感じがいい』話し方の極意」(じっくり教養 話し方教室東京)


〜信頼と好印象を引き寄せるコミュニケーション術〜

「この人、なんだか感じがいいな」そんな第一印象を与える人には、いくつかの共通点があります。決して饒舌なわけではなく、特別な話術を持っているようにも見えません。

しかし、話し方や雰囲気、ちょっとしたリアクションに“人柄のよさ”がにじみ出ているのです。

今回は、「第一印象で好かれる人がやっている“感じがいい話し方”のコツ」を、ご紹介します。

1. 落ち着いた声と声のトーンの変化が好印象を生む

落ち着いた声で安心感を与える

第一印象の多くは「声」で決まります。高すぎず低すぎない中音域の、落ち着いた声は聞き手に安心感を与え、「この人の話をもっと聞いてみたい」と思わせます。

逆に、声が上ずっていたり、早口でまくしたてるような話し方は、緊張感を与えてしまい、距離を感じさせます。

ですから、「落ち着いた声で、ゆっくり、はっきりと話す」ことを基本として、信頼の土台を築いていく必要があります。

声のトーンと間で余裕を感じさせる

「感じがいい」と思われる話し方には、抑揚と“間”があります。抑揚のない話し方は、どんなに内容が良くても単調に聞こえてしまい、相手を疲れさせるものです。

一方、話の要所で声のトーンに変化をつけ、言葉と言葉のあいだに“間”を置くことで、話に余裕が生まれ、聞き手の集中力を引き出すことができます。

話し手に余裕があると、聞き手もリラックスでき、自然と“好印象”が生まれるのです。

2. 笑顔とアイコンタクトに感じの良さが表れる

笑顔で親しみが伝わる

「感じがいい」と言われる人は、話すときに自然な笑顔を浮かべています。笑顔は、相手の警戒心をやわらげ、心理的な距離を一気に縮める効果があります。無表情で話すと、どれだけ丁寧な言葉でも冷たく感じられてしまうものです。

内容よりも“表情”が先に相手に届くのですから、親しみある笑顔を忘れないことは大切です。

アイコンタクトで信頼が伝わる

もう一つのカギがアイコンタクト。相手の目をしっかり見ることで、信頼感や誠実さを伝えることができます。反対に、目をそらしたり視線が泳いでいたりすると、「この人、どこか信用できない…」という印象を与えてしまいます。

会話中は、「話すときも聞くときも優しく目を見る」ことを意識するだけで、印象は大きく変わります。“目は口ほどに物を言う”という言葉の通り、感じの良さは視線にも表れるのです。

3. 肯定的な言葉選びとリアクションで印象が深まる

肯定的な言葉を選択する

「感じがいい話し方」とは、相手を否定せず、前向きな表現を選ぶ話し方です。たとえば、「でも」「違いますよ」ではなく、「たしかに」「なるほど、そういう考え方もありますね」といった言葉に置き換えるだけで、会話が柔らかくなります。

まずは相手の考えを尊重する姿勢を言葉で示す――その積み重ねが信頼される話し方をつくります。

豊かなリアクションで共感を示す

話す内容だけでなく、“聞く態度”も印象を大きく左右します。相手の話に対して、しっかりうなずいたり、タイミングよく「そうなんですね」「すごいですね」とあいづちを打ったりすることで、「ちゃんと聞いてくれている」という安心感を与えられます。

特にビジネスの場では、リアクションが少ないと「冷たい」「興味がなさそう」と誤解されがちです。感じがいい人ほど、聞き手としてのリアクションが豊かで、相手の気持ちに寄り添っているのです。

話し方教室の視点/酒井学院総長の一言

第一印象で好かれる人は、「声」「表情」「言葉選び」「リアクション」など、細部にわたる話し方の工夫ができています。それは才能だけではなく、意識と習慣で身につけることができます。

あなたも“感じがいい話し方”を実践してみませんか?信頼と好印象は、あなたの声と表情、話し方から始まるのです。

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