話し方教室東京 教養講座-オンラインコミュニケーションでは目線と画面の映り方を工夫せよ!

オンラインコミュニケーションの難しさ

オンラインコミュニケーションの重要性が増している。オンラインコミュニケーションにおいても、対面コミュニケーションと同様に、話し手は、聞き手の表情、仕草・反応を見ながら話を展開し、簡潔かつ分かりやすい表現にて伝えることが不可欠である。

一方、オンラインコミュニケーションでは話し手と聞き手が同じ空間に存在しないため、対面コミュニケーションとは違った難しさがある。例えば、聞き手が集中力を欠いて本を読みながら聞く振りをしていても、カメラ越しに見えない限り、話し手は気付かない。

アントレプレナーで、オンラインコミュニケーションのコツを述べていたのでご紹介しよう。

カメラ目線で話す時はカメラの後ろに親しい人が居るとイメージ

オンラインコミュニケーションの基本は、カメラ目線で話すことである。オンライン会議、オンラインプレゼンテーションなどインターネットを介してコミュニケーションを図る場合、話し手は、カメラ越しに聞き手に目線を向け、話し出すのが良いとされる。

しかしながら、一歩踏み込んだコミュニケーションでは、カメラに顔を近づけて覗き込むのではなく、カメラを通して見る。兄弟姉妹など自分にとって親しい間柄の人物がカメラの後ろに居るとイメージして、カメラ目線で重要なメッセージを伝えることにより、聞き手に対してインパクトを与えられるという。

画面・視界に動きを、画面に映る際は70%程度のサイズで

カメラ目線で話すと、どうしてもカメラ前で静止画のように映りがちである。話し手が、終始、画面中央で静止画のように映りながら話している場合、変化や刺激がなく、聞き手は話し手の話に対して興味・関心、集中力を保つことが難しい。単調となって、聞き手は話に飽きてしまったり、眠くなりやすい。

上手な話し手は動きがあり、動きによって重要ポイント、伝えたいメッセージを強調している。例えば、フォーカルポイント(視界の中心になる部分、視線が最も集まる場所)として画面中央に部屋の隅を映し出し、話すタイミングでカメラを自分に向ける。

視界の動きにより、聞き手は自然と話し手に注目し、話し手の話により耳を傾けるようになる。また、画面に映る際は、画面の70%程度で映ることを意識する。

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