話し方教室東京 教養講座-重役クラスが聞き手の時のプレゼンテーションを成功させる秘訣!

重役クラスに対するプレゼンテーションは導入部に注意

「ファーストカンパニー」では、管理者・責任者などの役員クラスに対するプレゼンテーションでは、効率性・説得力・威厳がより求められるため、事前の情報共有と明瞭簡潔な内容を意識するように強調している。

聞き手の理解・納得を促して説得させるうえで、背景情報や詳細情報を共有することが重要になる。それゆえ、背景は軽視できない。そこで、導入部において、プレゼンテーションの目的や趣旨など背景に重点を置いて、聞き手の興味・関心を引き付ける情報を提供する。

しかしながら、役員クラスは簡潔さを重視する。背景は大事だが、長すぎる導入部は悪い印象につながるともいっている。

プレゼンの導入部を簡潔にするために、事前の情報共有を

導入部は、話し手の内容に対する理解度を示すといわれる。役員クラスを相手にしたプレゼンテーションでは、明瞭簡潔な導入であるほど話し手の理解度は高いと受け取られる。導入部が長すぎる場合、話し手の理解度が低いとの印象を与え、役員クラスの興味・関心を損なわせてしまう。

そこで、事前の情報共有が非常に重要になる。例えば、アジェンダの提示、会議やミーティングの開催など、役員クラスと事前に情報を共有する。

両者が共通認識をもっていると、より円滑かつ効率的にプレゼンテーションを進められる。背景情報は軽く伝える程度で十分となり、いきなり本題から話を始めることも可能となる。話の要点が協調され、メッセージの訴求力が増す。

特に、話し手は、事前の情報共有によって聞き手の反応が予測できる。相手の反応が分からなくて怖いといったネガティブな感情がポジティブな感情へ変わり、自信をもってプレゼンテーションに臨める。

プレゼンの内容を最低限の情報に絞り、質疑応答時間を十分に

また、役員クラスに対するプレゼンテーションでは、話の途中で質問され、話が中断する可能性が高い。そのため、準備段階において、不要な情報を削り、必要な情報のみを伝える構成・展開を考える。

例えば、所要時間が30分である場合、10分程度でプレゼンテーションができるように準備するのだ。

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