話し方教室東京 教養講座-パブリックスピーキングにおけるユーモアの用い方!

ユーモアの効用

「タフニッケル」では、パブリックスピーキングにおけるユーモアの重要性について言及している。

ユーモアとは、人の心を和ませる可笑しみ・面白さである。気の利いたユーモアを通じて堅苦しい雰囲気はほぐれ、話の口火を切れる。また、聞き手の信頼・信用を獲得でき、話し手と聞き手に感情的つながりが生まれる。

ユーモアセンスに自信がないなら、無理して言わない方がよい

パブリックスピーキングにおいて話し手と聞き手の関係性を円滑にするうえで、ユーモアは効果的である。気の利いたユーモアを交えて話すと、話し手の評価は高まるという。

ただし、無理してユーモアを言う必要はない。ユーモアには、聞き手の気分を害するリスクも持ち合わせる。うっかり場にそぐわないユーモアを言ってしまった場合、その一言で簡単に聞き手の気分を損ねてしまう。

特に、公開講演・公開フォーラムなどの公開イベントは、ユーモアセンスを磨く場ではない。それゆえ、ユーモアセンスに自信がないならば、ユーモアは避けたほうが無難である。

そもそも、公開イベントは、話し手に興味をもち、話を聞きたいと望む人々のみが集まっている。すでに、話し手の印象や評価は高いため、リスクを冒す必要はない。

ユーモアとジョークの違いを知る、自虐的ユーモアなら誰も傷つかない

ユーモアとジョークは異なる。ユーモアは、相手を配慮したうえで相手の心を和ませ、場を温かくする。ユーモアを通じて相手は自然と笑顔になり、楽しい、面白いと感じる。

一方、ジョークや冗談は相手を笑わせることが目的であり、悪ふざけ、からかいも厭わない。相手に対する配慮はなく、時に、相手の気分を害することも少なくない。

そこで、パブリックスピーキングにおいてユーモアを交えて話す場合、話し手は自虐的ユーモアにすると良い。自分の失敗談、ドジな話、やらかした話など自虐ネタにする。自分を下げて、場を盛り上げる。決して他人の悪口や陰口を受け取れるようなことは言わない。

また、ユーモアに自信がない場合、ユーモアを交えて話すことは、なかなかハードルが高いだろう。そこで、過去のパブリックスピーキング体験はもちろん、プライベートやビジネスにおいて笑いをとれた話を選んで話してみる。

■ 記事関連・話し方講座/ワンランク上の話し方教室

■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員会