話し方教室東京 教養講座-人前で緊張して話せなくなるのは、脳がフリーズするから!

スピーチの時に緊張が高まるメカニズムを知っておく

「ジャーナリズム シーオー ユーケー」では、恐怖や緊張を増幅させるメカニズムを正しく知ることにより、パブリックスピーキングに対するナーバスな状態から脱却できると説明している。

人前で話すことに苦手意識を抱き、恐怖や緊張を感じる人は少なくない。入念な準備と練習を重ねたうえで、ナーバスな状態になるメカニズムを知っておくと、人前でも自信をもって堂々と話せるだろう。

危機的状況では脳がフリーズして言葉が出てこない

神経回路が現実的および非現実的な危険を察知すると、闘争・逃走反応(戦うか逃げるかすくむかの反応)が生じる。これは、ヒトを含めた動物の恐怖に対する本能的な反応であり、戦う、逃げる、身動きを止めることで差し迫った危機的状況を回避するという。

また、緊張を感じると血管は収縮し、血流が悪化する。その結果、脳の血流は低下し、脳はオフライン状態、つまりフリーズする。例えば、言葉に詰まるなど脳の処理は遅くなる。

パブリックスピーキングに際して聴衆と会話を交わせば落ち着きも得られる

パブリックスピーキングに伴う恐怖や不安、緊張を和らげるには、神経を落ち着かせ、安全・安心を感じさせることが求められる。

そこで、本番前に身近な人とアイコンタクトを図ったり、笑顔を向けたりしてみると良い。また、とりわけ、理想的なアプローチは聴衆とのコミュニケーションであり、聴衆と会話を交わすことによって神経回路を危機的状況から脱却させ、安全であると認識させられる。

あわせて、会場を見渡しながら、首を前後・左右に動かす。首の動きを通じて、脳に対して「捕食者はいない」「危機的状況ではない」と伝えられるという。

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