話し方講座|科学者に必要なものはコミュニケーション能力!

科学者はコラボレーションやコミュニケーションを学ぶべき

ザ・シドニー・モーニング・ヘラルドは7月11日、科学や医学の分野で本当に必要なのはコミュニケーションやプレゼンテーション・スキルであるという意見を掲載しました。

オーストラリア教育省は、高等学校での数学と科学の授業レベル向上に関するプロジェクトを発表しましたが、シドニー大学で博士号を取得した学生の意見によると、医療や科学分野で大切なのは知識や技術よりも、コミュニケーション能力であるというのです。

その理由として、以下のように述べています。「科学はコラボレーションに依存する分野である。科学者は、創造的かつ魅力的・効果的に研究を論ずるべきであるが、それを教わっている学生はいないのが現実である」。

「大学の科学分野では文章や文学に関する単位取得はほとんどない。実際に、グラフや文章を作成できない、討議や説得ができない大学生は多い」というのです。

科学者は「言葉で伝える」重要性を学ぶべき

先の学生は、この問題を解決するには、大学の初年度に文学コースをいくつか含めることが大切なのではと提案しています。また詩や文章の分析、文章の書き方などがあれば専門的な分野の見通しを改善するのにも役立つとも述べています。

どの分野でも、言語の重要性を再認識するべきだとまとめているのです。

話し方教室の視点「コラボレーションのためには、プレゼンテーション・スキルが不可欠」

さて、ご承知のように、科学や医学の分野は高度に専門分化されており、一人だけでやれることには限界があります。最近のノーベル賞の受賞でも、共同受賞が増えて来ているのはそのせいでしょう。

もし一人ではうまくやれないのなら、他者と協働(コラボレーション)する必要があります。そしてそのコラボをするためには、自身の研究について、他者にプレゼンをして理解、共感してもらうことが不可欠になるのです。

要は、自身の研究について、知ってもらわない限り、周囲の協力や支援は得られない。そういうことです。ビジネスではもちろんですが、科学や医学の分野でも成功の鍵は、プレゼンをはじめとしたコミュニケーションスキルにあり!なのです。

本学にご縁のある皆さんには、これらのスキルを、なるべく人生の早い時期に習得して欲しいと思っています。

(2019/09/25ブログ更新,2018/11/01初出)

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