会話,雑談力専門・話し方教室「雑談が苦手な人必見!会話が弾むテクニック」(じっくり教養 話し方教室東京)

日常の中で何気なく交わされる「会話」や「雑談」は、人間関係を築く上で非常に重要なコミュニケーション手段です。

職場や友人関係、地域の集まりなど、あらゆる場面で会話力が求められますが、「何を話せばいいかわからない」「沈黙が怖い」といった悩みを抱える人も多くいます。

こうした課題を解決するためには、基本的な「話し方」や「雑談力」のスキルを磨くことが必要不可欠になります。そこで、今回は、会話・雑談をより楽しく、心地よいものにするためのポイントを解説します。

1.相手の話を受け止めリアクションを返す

「話し方が上手な人=会話がうまい人」と思われがちですが、実はそうではありません。聞き上手こそが会話上手といってもよいのです。特に雑談においては、相手の話をしっかりと受け止める姿勢が信頼関係の第一歩になります。

相手の話を集中して聞く

まず、「傾聴」の姿勢が肝心です。相手の言葉だけでなく、表情や声のトーン、ジェスチャーといった非言語のメッセージにも意識を向ける必要があります。うなずきや相づち、アイコンタクトを交えることで、相手に「関心を持って聞いている」という印象を与えることができます。

共感やリアクションを返す

「それは大変だったね」「私も似たような経験があるよ」といった共感の言葉は、相手との距離を縮める潤滑油になります。また、相手が話している内容に対して、具体的な質問や軽い感想を加えることで、自然な会話のキャッチボールが生まれます。

2. 会話の話題の見つけ方・調整の仕方

雑談が盛り上がるかどうかは、選ぶ話題に大きく左右されるものです。会話の入り口をスムーズにするためには、相手にとって話しやすい話題を選ぶことも大切です。

共通点を見つける

初対面であっても、出身地、趣味、最近のニュースなど、話題のきっかけは意外と身近にあります。「○○出身なんですね!自分も行ったことがあります」といった共通点から会話を始めることで、自然と親近感が生まれます。

また、職場であれば「最近忙しいですか?」「お昼はいつもどこで食べてます?」といった日常的なトピックは、会話をスタートさせるのに適しています。

反応を見て話題を調整する

会話が上手な人は、相手の表情や態度を見ながら話題を変える柔軟さを持っています。たとえば、相手の笑顔が増えたり、うなずきが多くなった時は、その話題に興味を持っている証拠ですから、その話題でしばらく楽しむのです。

逆に反応が薄いと感じたら、その話題を無理に続けず、新しい話題に切り替えています。

3. 一方通行の会話にならないために

良い会話は、まさにキャッチボール。どちらか一方が一方的に話し続けるのではなく、聞き手と話し手のバランスを取りながら、リズムよくやり取りを重ねていくことで、自然と会話が盛り上がります。

相手に話を振る

自分の話ばかりになってしまうと、相手は「聞かされている感」を持ち、会話に疲れます。そんな時に有効なのが、オープンエンドの質問です。たとえば、「最近ハマっていることってありますか?」といった問いかけをすれば、相手が自由に話を展開しやすくなります。

また、「あなたはどう思いますか?」と相手に意見を求めるなら、自然な会話の往復が生まれます。

テンポ・リズムも意識する

会話がスムーズに進むかどうかは、テンポやリズムにも関係します。相手の話が一区切りしたら、すぐに自分のエピソードを返したり、話題をつなげたりすることで、停滞感のない雑談ができます。

特に、無理に面白いことを言おうとせず、「ありのままのやりとり」を意識することが、心地よい会話のコツです。無理なく自然体で話すことで、相手との信頼関係が深まるのです。

話し方教室の視点/酒井学院総長の一言

会話・雑談は、日常生活でのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。楽しい会話は、人間関係を築く上での橋渡しとなり、心地良い人間関係を育むための基盤といってよいのです。

そんな会話ですが、ちょっとしたコツを押さえれば、どんな場面でも安心して楽しむことができます。まずは、上記を参考にして、自分の「話し方」や「聞き方」を少し見直してみてください。それだけでも、相手の反応が驚くほど変わることがありますよ。

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