あがり症克服の話し方教室東京-話し手が思うほど、聞き手に「緊張」は伝わらない!

緊張すると、動悸、震え、胃腸の不快感など身体症状が出ることも

「キプリンガー」では、パブリックスピーキングにおいて、話し手がどんなに緊張や不安を感じていたとしても、話し手が思うほど聞き手には伝わっていないと助言している。

緊張すると体内でアドレナリンが過剰に分泌され、動悸、手の震え、胃腸の不快感などの身体症状が出現する。そして、身体症状によって不安感や緊張感はさらに強まるという。

例えば、緊張のあまり腕や手に力が入ってしまって立ち尽くす、講演台を力強く握りしめる、感情のない単調な話し方になる、小声でぼそぼそ話すなどの言動では、話し手が強い緊張や不安を抱いていることが、聞き手にあからさまに分かってしまう。

しかしながら、多くの場合、聞き手は、話し手がどれほど緊張しているのか分からない。つまり、話し手が自分自身の不安や恐怖の程度について明言しない限り、聞き手は話し手の不安や緊張の程度を正確には感じ取れない。

パブリックスピーキングで、面白い話をする義務はなく、笑いを取る必要もない

誰でも初対面の相手に話し掛けることは緊張する。パブリックスピーキングであっても、面識のある相手と面識のない相手では緊張感や不安感が異なってくる。

そこで、パブリックスピーキング前に聞き手とコミュニケーションを図る機会を設けると良い。簡単な自己紹介だったり、世間話だったり、少しでも会話を交わすことで状況は変わり、緊張や不安は和らぐ。

また、あまり気負いし過ぎない。パブリックスピーキングにおいて面白い話をする義務はなく、無理して聞き手の笑いを取る必要はない。むしろ、質問、アイコンタクトなどを通じて聞き手との対話を意識すると良いだろう。

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