あがり症克服の話し方教室-初心者のための「初めてのスピーチを成功させる」コツ!
スピーチを行うということは、多くの人にとって非常に緊張する経験です。
特に、初めてスピーチする方は、どのように準備を進め、どのように話せば良いのか、皆目見当がつかないことでしょう。そこで、以下で、初心者が初めてのスピーチを成功させるためのコツをご紹介します。
事前準備を十分に行う
初めてのスピーチを成功させるための最も重要なステップは、十分な準備です。
まず、スピーチの目的と、聴衆・聞き手を明確にすることです。その上で、彼らに何を伝えたいのか、どう感じてほしいのかを考えます。これが、内容を決定する上での基盤となります。
スピーチの構成は、聴衆が内容を理解しやすいように工夫します。大まかな構成は「導入 – 展開 – 結び」の流れでよいでしょう。そして、できるだけ具体的に(具体例や具体的事実に基づいて)話すことが大切です。
何回も自信が持てるまで繰り返し練習する
内容が固まったら、次は練習に移ります。何回も、何回も、もうこれで大丈夫と思えるまで練習します。
その際、鏡を使って自分のジェスチャーや表情をチェックすることも大事です。もっとも、現代では、スマホで自分のスピーチを撮影することもできますね。見返す際には、声のトーンや強弱もチェックしてください。
そして、可能であれば、家族や友人等に聴いてもらいフィードバックを求めることも良いことです。
やってきた準備と練習を信じて乗り切る
当日を迎えたら、緊張をほぐしリラックスします。深呼吸や軽いストレッチなどを行って、心と体を落ち着かせます。
あとは「やれることは、全部やった」「必ずうまくいく」を念じてください。もちろん、実際にやれることは、全部やっていることが肝心ではありますが。
そして、おまけです。100点満点を決して求めないでください。なぜなら、まだその実力がありません。70点、いや60点でよいのです。まずは赤点をクリアすることが大事です。それで初回は、合格、成功なのです。
話し方教室の視点/今日の一言
「大人になればスピーチは逃げられない、ならば、上手くなれ」
スピーチは、大人になれば逃げられないものです。それなら、練習を積んで、効果的なスピーチができるようになってください。上達すれば、自らの考えや感情をうまく表現し、他者に影響を与えることができるようになります。そうです。メリットは大きいのです。
そして、初めてスピーチをきっかけに、ぜひ、スピーチの自信を高めていってください。そのためには、スピーチが終わった後には、自己反省を忘れずに。何がうまくいったか、何が改善できるかを考えることが大事です。
そうして、次のステップへと繋げていくことが、自身の成長への道を開く鍵となります。頑張ってください。
学院総長 酒井美智雄
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