話し方教室東京 入門講座|議論が嚙み合わない理由!

議論のあるべき姿とは?

議論とは、複数の人たちが意見を交わし合い、問題を解決へと導くものです。大人の議論は、ていねいな話し方をしつつ、相手の考え方を尊重しながら進めるのがあるべき姿です。

しかし、中には、自分の意見をあくまでも押し通すケースも見られ、意見がまとまらない場合もあります。そんな議論は不毛になりがちで、多くの人に不満感だけが残ります。

自分の意見を主張しすぎてしまう議論

議論がかみ合わない理由に、「自分の意見を主張しすぎる」ということがあります。例えば、友達3人で遊びに出かけ、「昼食は何にする?」ということで議論になったとします。Aさんはラーメン、Bさんはハンバーグ、Cさんは回転寿司が食べたいと言いました。

3人で議論したところ解決策として、「じゃ、何でも食べられるファミレスに行く?」という結論でまとまりそうになりましたが、Cさんは「やっぱり、ファミレスよりも回転寿司がいい」と訴えるのでした。AさんとBさんは、せっかく結論が出そうだったのに、Cさんの答えに少々困っています。

自己主張というものは、真に重要な局面以外では、しすぎないことも大事ということを忘れたくはないものです。

対案を出さずに、反対だけを唱える議論

また、議論の場では、単に反対したいだけの人も存在します。例えば、町内会の集会において、来年度の予算案に関する議論が進められていましたが、集会場が古いために一部をリフォームする案が出ました。その場合、2年間にわたって町内会費を1000円値上げすることになります。

しかし、Dさんは、「現状、リフォームは不要だ」という意見を出して、その一点張りです。まわりの意見には耳を貸さず、町内会費値上げに絶対反対の考えを崩しません。これでは議論は膠着状態となってしまいます。

そもそも議論というものは、先述しましたが「問題解決」のために行うものです。議論の生産性を考えれば、単に反対するのではなく、代案を示すべきでしょう。そうでなければ、虚しいだけの会合になります。

議論について学びを深めたい方は、本学の話し方教室講座をご利用になるのがよいでしょう。

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