話し方教室「職場の『いじめ』を是正するのは、なぜ難しいのか」

職場いじめに関する研究論文

全米コミュニケーション学会が発行する応用コミュニケーション研究誌に、職場いじめに関する論文が掲載された。著者はアイオワ州立大学のタイ-ウィリアム博士とネブラスカ大学リンカーン校のクローネ博士。

「職場いじめに対するアドバイス」が抱える矛盾

著者らは、さまざまな職種から、職場いじめを経験したことのある48人に対してインタビューを実施し、解析した。その結果、職場いじめの被害者は、自分自身が受けたアドバイスを別の被害者に対しても同じように助言していることがわかった。

しかし、被害者自身は、そのアドバイスがいじめの状況を変えないか悪くさえすると考えているにもかかわらず、こうした行動をとっているという矛盾があることを突き止めた。

すなわち、職場いじめに対するアドバイスに従うと、状況をエスカレートさせたり職を失ったりするという危険性があり、従わないと困難な状況が何も変わらないという矛盾が生じているというのだ。

論文では、職場いじめの悪循環を断ち切るには、いじめに付随する強い感情についてもっと注意深く検証し、より有力な選択肢を創り出す必要があるだろうと結論付けている。

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