話し方教室「クリティカル・シンキングで、リーダーシップ・チーム力が高まる」(話し方ニュース東京)

クリティカル・シンキングとは何か

企業にて数多くの代替的事実が存在し、事実を重視しない場合、見掛けだけの論拠・根拠を批判する必要はあるのだろうか?

クリティカル・シンキング(批判的思考)とは、あらゆる情報を無批判に受け入れず、論理的で構造的な思考により分析したうえで情報内容を判断することである。根本的に貴重な情報の判断を助け、柔軟で探究型思考により関連性のある論拠・根拠を追求し、膨大な情報から必要な情報を判断する。

「フォーブズ」では、クリティカル・シンキングの重要性と思考スキルの向上について紹介している。

情報過多の時代、クリティカル・シンキングの重要性が高まる

リーダーには、クリティカル・シンキングが求められる。「ザ・ウォール・アトレア・ジャーナル」によると、2009年以降、クリティカル・シンキングを条件に挙げる求人広告数は倍増しているという。

また、「ワールド・エコノミック・フォーラム」では、2020年にはクリティカル・シンキングが、世界経済におけるビジネススキルの上位10項目に掲げられると言及している。

ジョージタウン大学のウィリアム・ゴームリー教授は、技術の進歩と社会経済の変化により、クリティカル・シンキングの重要性が高まったと説明する。

情報化社会において、多様な価値観に基づく膨大な情報を取捨選択するうえでクリティカルな思考が必要になるという。

クリティカル・シンキングにおける重要な要素

ゴームリー教授は、クリティカル・シンキングの要素として、問題解決能力、懐疑的思考、人間性、リーダーシップを挙げる。懐疑的思考や創造的思考、分析力や検討力といった問題解決能力が、クリティカル・シンキングを補完する。

クリティカル・シンキングを身に付けるには、あらゆる価値観に柔軟で偏見をもたず、自分の言動に対する評価や指摘を受け入れることが求められる。

また、クリティカル・シンキングは、言動、態度や振る舞いに表れる。聞き手は、結論を導く論拠・根拠を聞くことにより、結論に至るまでの過程が分解され、相手の思考プロセスが分かる。

クリティカル・シンキングによりリーダーシップ、チーム力が高まる

クリティカル・シンキングにより、リーダーシップ、ビジネスグループの能力は高まる といわれる。ビジネスチームにクリティカル・シンキングが欠けている場合、リーダーが自身の思考プロセスを見直し、率先して論理的で構造的な考え方を体現する必要がある。

リーダーの役割は、チームメンバーに対して模範を示し、チームの方向性へと導くことである。リーダーの示す模範は大きな影響力をもち、チームメンバーはリーダーを模倣する。

また、ゴームリー教授は、ワークショップ、インターンシップ、セミナーなどの活動を通して、企業は人材採用候補者の思考プロセスを見極め、クリティカル・シンキングを伸ばすことが可能であると述べている。

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