話し方教室「リーダーによくある話し方やコミュニケーションのエラー」

リーダーが陥りがちな、聴き手の心に響かない一方的な話し方

アメリカのビジネス系メディア・フォーブズは12月21日、リーダーが陥りやすいコミュニケーションの問題に関する意見を掲載した。

筆者はこれまで産業界のリーダー達を対象に、話し方のトレーニングやセミナーを行ってきたが、その経験の中で多くの人が聴き手の心に響かない、一方的な話し方をしていることに気づいたという。

相手の価値を充分に認めない話し方では、聴き手との心のつながりを作ることはできない。筆者はこれまでの自分の行動を分析して、最も大きな間違いを3つ挙げ、その解決策を示した。

リーダーは力を誇示するのではなく部下に力を与える話し方を

良いリーダーがするべきことは、部下に力を与えてその長所を引き出すことだ。ところが自分は未熟で自分の優位を誇示してしまい、尊敬されなかった。組織の力はその構成員の強さの集合にすぎない。人の地位ではなく、長所を知ることが大切だ。

自分はリーダーであるから最も優秀だと思い込み、部下の意見を聞かなくなった。しかし自分が「知らない」と認めることができれば、部下が新しいことを教えてくれる。

3つ目の問題は、多くの仕事が自分にしかできないと思い込んだことだ。部下と話し合って仕事を任すより、一人で取り組む時間を増やすことを選んだ。おかげで仕事が遅れ、会社の発展が停滞した。部下に失敗する許可を与えよう。人は誰でも失敗を犯し、完璧な人間はいない。

大事なのはゆっくり進むことだ。リーダーがチームを全ての段階で巻き込むことができれば、驚くような結果が得られる可能性もある。

話し方教室の要点「リーダーのコミュニケーション問題」

記事は、リーダーの、聴き手の心に響かない、一方的な話し方の問題について記している。相手の価値を認めない話し方では、相手との心のつながりを作れず、人はついてこないと述べている。

リーダーが部下を巻き込む、コミュニケーションの取り方のポイントは3つある。

1.部下の長所に目を向け、長所を引き出す。

2.自分の無知を知り、部下の意見を聞く。

3.下に仕事を任せ、失敗する許可を与える。

リーダーの仕事とは、「他人を通じで成果を上げる」ことである。だから、リーダーは決して自分ひとりで仕事を抱え込んではいけないのだ。

もし部下に任せた仕事がうまくいかなければ、それはもちろん、任せたリーダーの責任になる。だから「心配だから、自分でやる」では、進歩がない。部下に任せるためには「報告」させることがカギになる。報告しろと言っても、報告しない部下もいる。そんな部下には、リーダーの方から報告を逐一求めていかなければならない。

自分一人で仕事をするより、他人を通じて仕事をする方が、大きな成果を出せる。結局、リーダーの価値とは、そこにあるのだ。

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