話し方教室「組織再編成におけるコミュニケーションの問題」(話し方ニュース東京)

組織再編で、社員の抵抗を生むコミュニケーションの問題

ビジネス系マガジン・フォーブズは3月6日、企業の組織再編成のコミュニケーションにおいてよく見られる問題をまとめた。

市場とテクノロジーは急速な進歩を続け、企業はそれに合わせて変化しなければならない。そのために組織の再編成が頻繁に行われる。しかしその約4分の3が失敗あるいは放棄されるという調査もある。最大の原因は、社員による変化への抵抗だという。

再編成を成功させるためには、社員を前向きに再編成に取り組ませることがどうしても必要だ。そのためにコミュニケーションで避けるべき問題を挙げてみよう。

組織再編の計画チームが忘れてはならないコミュニケーション

第1の問題は、コミュニケーションの担当者を組織再編成のチームに入れないことだ。この担当者こそが計画の進行を助け、組織内外に計画を分かりやすく伝えるための要となる。

次に再編成を分かりやすいストーリーで伝える必要がある。社員は宣伝用の装飾には非常に敏感だから、なるべく透明性が高い内容が好ましい。

3番目の問題は、現場のマネージャー達を関与させないことだ。彼らが組織再編成において最も大きな影響力を持つことを示す研究は多い。彼らのために特別な場を設けて計画を説明し、部下の抵抗に備えさせることが有効だろう。

4番目の問題は、再編成に対するフィードバックをうまく利用しないことだ。

最後の問題は、再編成の成功を社員と共有しないことだ。人は友達や同僚の推薦を信用する傾向が強いという。従って、社員による成功談をシェアすることをお勧めする。

話し方教室の要点「組織再編のコミュニケーション問題」

企業は生き残りのために、市場環境の変化に合わせて進化し続けなければならない。そのために目標を定め、戦略を練る。そしてその戦略にあわせた組織の編成が必要となる。

記事は、その組織再編成の際に発生するコミュニケーションの問題について述べている。ザックリ言えば、3つの問題点を指摘している。

1.コミュニケーションの担当者を組織再編成のチームに入れていないため、再編成を分かりやすいストーリーで、透明性をもって伝えられていない。

2.現場のマネージャー達を再編計画に巻き込んでいないので、部下の抵抗を抑えるのが難しい。

3.再編成に対するフィードバックをうまく活用できていないし、再編成の成功を社員と共有できていない。

従業員は、変化に抵抗したい生き物。なぜなら、同じことを同じやり方で続ける方が楽だからだ。だから彼らに揺さぶりをかけることは、経営者の大事な仕事でもある。

そうは言っても、なるべく抵抗少なく組織再編はやり遂げたい。そんな経営者に上記ポイントは参考になるだろう。

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