話し方教室「トップ人材を引き留めるコミュニケーションとは?」(話し方ニュース東京)

トップ人材は高い技術・経験・コミュニケーション能力をもつ

カレン・タリー氏は、3月20日、「いかに優秀な人材を引き留めるか」について記事にした。人材引き留めにおいても、労使のコミュニケーションが最重要だ。

ロバート・ハーフ(世界最大の人材紹介会社)の北米副社長であるKyキングスレー氏は、トップ人材とは、高い技術・経験・コミュニケーション能力を有し、しかも企業文化に馴染む人だとした。

雇い主はトップ人材の引き留め戦術を実装すべきだ。スタッフ・ミーティングで功績を誉め、直属上司にCCメールを送り、たえず口頭で感謝の意を表す。「従業員自ら組織における役割を知っている」と勝手に推察せず、従業員と定期的な議論の場を持ち、昇進の可能性を共有するのだ。

感謝され、評価されることが高い動機づけとなる

セージ(クラウド・ベースの人事情報システム企業)による最近の調査によれば、「感謝され、評価されること」が高いパフォーマンスを動機づける最も重要な要因であると、被験者の66%が回答した。

労働量人口の中核を占めるミレニアル世代(1980年代中頃から2003年頃までに生まれたデジタルネイティブ世代)を対象にすると、この比率は92%に上昇する。つまり、経営幹部は当該要因を念頭に、従業員に感謝し、従業員を評価する企業文化を醸成しなくてはならないのだ。

心理的契約とライフスタイルの特権をトップ人材に

リズ・バイウォーター博士(バイウォーター・コンサルティング社長)は、心理的な契約と呼ばれる「組織があなたを支える」という重要な概念があるとする。

「あなたがベストを尽くすなら、我々はあなたの面倒を見よう」というもので、この契約を守ることは驚くべき忠誠心があり、ハードワークを厭わない従業員を囲うことに繫がる。

ヴィタメディカのチーフ・マーケディング役員のスチュアート・リッジ氏は「ライフスタイル」の特権を与える重要性を説いた。

具体的には、ジム・メンバーシップ給付金、在宅ワークのオプション、両親の扶養、ペットを持ち込めるオフィスなどであるが、長期的に定着率を上げるのは、仕事と両立するプライベートの充実である。

話し方教室の要点「会社と従業員とのコミュニケーションのあり方」

企業のトップ人材は、高い仕事の能力と高いコミュニケーション能力をもっている。まさに得難い人材なのである。彼らは企業に高い業績をもたらしてくれる。

記事は、そのトップ人材を会社に繋ぎ止めるコミュニケーションについて述べているものだ。ポイントは3つある。

1.たえずミーティングやメールで功績をたたえ、感謝する。

2.「あなたがベストを尽くすなら、我々はあなたを支える」というメッセージを発し、実行する。

3.ライフスタイルと仕事が両立できるように最大限支援する。

トップ人材は、給料の何倍もの仕事をしてくれる。その人材を企業が失わないためには、待遇面はもちろん配慮しなければならない。しかしそれ以上に大事なことがある。それは、彼らと会社側との普段のコミュニケーションの量と質なのだ。

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