話し方教室東京 コラム|銃乱射事件のあった高校での卒業式スピーチ

銃乱射事件・ダグラス高校卒業式での祝辞

「タイム」は、6月3日、NBCの深夜トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』の司会を務めるジミー・ファロン氏は、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の卒業式にて祝辞を述べたと報じた。

同高校では、2018年2月14日、退学処分にされた元生徒による銃乱射事件が起こり、生徒と教職員17人が犠牲となった。卒業スピーチでは卒業生の行動主義、現実改革主義を重ね重ね称え、社会を変える必要性を説いた。

あらゆる悪い経験は良い経験を生み出すとスピーチ

ファロン氏は、スピーチを通して、卒業生に人生の助言を送った。あらゆる悪い経験は良い経験を生み出す。それゆえ、卒業生に対して、一歩前に踏み出す勇気を持って新たな事象に挑戦し、決して過去を忘れることなく、未来へ向けて歩み続けるように激励した。

正しい選択は現状を変え、社会を変えるとスピーチ

人生において正しい選択をすることは容易でない。しかしながら、ファロン氏は、正しい選択により未来は切り開けると語った。

同胞を誇りに思う、周囲に敬意を払う、笑顔を絶やさない、意識的に内面を表現することにより、正しい選択ができると考える。正しい選択は現状を変え、社会を変えると述べ、スピーチは締め括られた。

話し方教室の視点「悲劇の舞台になった学校での卒業式スピーチのポイント」

1.ジミー・ファロン氏は、ダグラス高校の卒業式にて祝辞を述べた。同高校では、2018年2月14日、退学処分にされた元生徒による銃乱射事件が起こり、生徒と教職員17人が犠牲となった。

2.卒業スピーチでは卒業生の行動主義、現実改革主義を重ね重ね称え、社会を変える必要性を説いた。

3.あらゆる悪い経験は良い経験を生み出す。それゆえ、卒業生に対して、一歩前に踏み出す勇気を持って新たな事象に挑戦すること。正しい選択により未来は切り開けると語った。

卒業スピーチの基本は、明るく、力強くである。しかし、惨劇の舞台となった学校でのスピーチでは、「明るく」は適さないだろう。ではどうするか。辛い経験を糧として頑張れ!と力強く励ますことがスピーチの基調になる。

スピーチは、聞き手や、時間、場所、場面・状況によって内容を構成することが大事だ。スピーチに自信がない方は、話し方教室の名門校・日本コミュニケーション学院でしっかり訓練されるのがよいだろう。

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