話し方教室(東京) コラム「人と人との間の最も強い繋がりは、共感によって作られる。」

【今日の金言/2024-04-17】

「人と人との間の最も強い繋がりは、共感によって作られる。」
ローマン・クルズナリック

この言葉は、私たちが人間関係を築く上で非常に重要なポイントを示唆しています。

共感とは

共感とは、他人の感情や考えを理解し、その人の立場に立って感じる能力のことを指します。これは単に相手の気持ちを理解することだけでなく、相手の感情を自分のものとして体験することを含みます。

心理学者カール・ロジャースは共感を「他者の内面の世界を、まるで自分のものであるかのように感じること」と表現しています。

この能力は、相手との間に信頼関係を築き、より深い人間関係を育むために不可欠です。

共感が人間関係に与える影響

共感は、人間関係において橋渡しの役割を果たします。他人の感情や状況を理解することで、対人関係のトラブルを減少させ、より強固なつながりを築くことが可能になります。

例えば、友人が困難な状況にある時、その人の感じている不安や悲しみを共感的に理解することで、支えとなり、関係を深めることができます。

また、職場での対人関係においても、共感はチームワークの向上やコミュニケーションの質を高める要因となり得ます。

共感的コミュニケーションスキル

共感的なコミュニケーションを実践するには、相手の言葉だけでなく、非言語的なサインにも注意を払う必要があります。ボディーランゲージ、目の動き、声のトーンなどから相手の感情を読み取ることが重要です。

また、効果的な共感的リスニングを行うためには、相手の話を途中で遮ることなく、真摯に耳を傾け、理解を示すフィードバックを行うことが重要です。

これにより、相手は自分が理解され、受け入れられていると感じ、コミュニケーションがよりスムーズに進むようになります。

クルズナリックの格言は、共感が人間同士の深い理解とつながりを生み出す基盤であることを教えてくれていると言えるでしょう。

■ 記事関連・話し方講座/あがり症専門 話し方教室・目的別・話し方講座一覧

■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室コラム・スタッフ委員会