話し方教室東京 コラム|校外学習で、若者が話し方・聞き方のスキルを学ぶ

コミュニティに役立つ製品を設計・作成しながら、そのスキルを学ぶ

アイン・プレスワイヤーでは、非営利団体であるノックスビル・リーダーシップ・ファウンデーション(KLF)が地元の企業と協力して、学生の校外学習に革新的な機会を提供していると報じている。

技術を提供する企業側と学習のディレクターが今後の学習目標を議論し、コミュニティに役立つプロジェクトを作成。キャンパスには作業場があり、生徒はコミュニティで役立つ製品を設計、作成しながらそのスキルを学ぶことができる。

その中には、建築方法を学ぶ生徒もいるし、体の欠損した部分を補うプロテーゼについて学び、義足のデザインに携わった生徒もいるという(2018/10/10)。

アーカンソー州のリトルロッククリスチャンアカデミー(LRCA)では、授業の20%を割いて、生徒たち各々が興味のあるトピックについて学ぶ機会を提供している。

小学校2年生は「大きな悪い狼と3匹の小さな豚」の物語を説明するために、厚紙、テープ、ストローで小さな家を建てる。これを使って、さまざまな強度の風力にどこまで耐えられるかを学ぶのである。

若者に社会性、プレゼンテーション、コミュニケーションスキルまで習得させる

ノックスビル・リーダーシップ・ファウンデーション(KLF)は、学校を退学した、あるいは職のない若者が、仕事についた時に困らないようなスキルを伸ばすことを中心に活動している。

通常の学校生活を経ただけではうまく社会人として対応できない若者たちのために、時間厳守、社会性、プレゼン、面接スキル、さらにはメンタルトレーニングまで指導して習得させている。

また若者たちが雇用された後も、引き続き支えていくシステムになっており、まさに革命的なパートナーシップを生み出している。
これは一部の非営利団体だけでなく、あらゆる教育者や企業などが積極的に学んでいかなければならない姿勢ではないだろうか。

多様化した現代は、先の見えない若者があふれている。未来を彼らにたくすには、大人から手を差し伸べてコミュニティに参加させていくべきだろう。

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