話し方教室「話の『間』を効果的に使って、スピーチをしよう!」

話の「間」を置いてはなすことには意味がある

パブリックスピーキングにおいては、話し手・聞き手の双方にとって、話の「間」は非常に重要である。

効果的に間を置いて話すことにより、話し手は聞き手の反応を見ながら、状況に応じて補足を加え、聞き手の理解を促せる。聞き手は内容を整理しながら、正しく内容を理解できる。

また、少しの間を置いた場合、聞き手の興味・関心を得られ、話し手は、例えば、これから話す内容が伝えたいメッセージであるなど、話の要点、重要・強調箇所であると示すことができる。

話の間により、話し手と聞き手の双方向的なコミュニケーションが成立する。

現代コミュニケーションでは会話のテンポが速く「間」がない

コミュニケーション理論家のニック・モーガン氏は、「パブリック・ワーズ」に対して、IT(情報技術)社会におけるコミュニケーションが情報過多であり、会話を急ぐ傾向にあると指摘する。

Twitter、Facebook、InstagramといったSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などコミュニケーションツールの普及に伴い、現代コミュニケーションは会話のテンポが速く、例えば、質問に対する返答を待つ時間もない。

これでは内容を正しく理解できない、返答を考える時間がないなど、一方向的なコミュニケーションであり、相互理解は得られない。

聞き手の感情訴求には「間」が必要である

スピーチの成功には、話し手と聞き手の感情的親密さが求められる。話し手は、自己の経験・体験といったストーリー性のあるエピソードを通して、聞き手の感情に訴求する必要がある。感情訴求には、時間を要する。

SNSのようなテンポの速いコミュニケーションでは、相手の感情に訴えることは不可能である。それゆえ、パブリックスピーキングでは、話の「間」が重要になる。

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