話し方教室東京 コラム|ヒラリー・クリントン氏が、大学で卒業式スピーチを行う

卒業生に対する祝辞

タイムなど複数メディアは、5月29日、ヒラリー・クリントン氏がニューヨーク市立大学ハンター校の卒業式・学位授与式に招かれ、卒業祝賀スピーチを行ったと報じた。

コメンスメント(卒業式)・スピーチは、卒業生に対する祝賀から始まり30分に及んだ。スピーチでは巨大なソーシャルメディアプラットフォームについても言及された。

権力者が「説明責任」を放棄すれば、国はどうなる?

クリントン氏は、ソーシャルメディアプラットフォームが国内外における情報操作、誤った情報の拡散を助長する部分もあると指摘したうえで、プラットフォームを整えることによって正しい情報を伝達できると語った。

また、2016年アメリカ合衆国大統領選におけるロシアの干渉について言及し、名前は直接口にしないものの、ドナルド・トランプ大統領を激しく非難した。トランプ大統領によると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はアメリカに対する干渉は行っていないと主張している。

クリントン氏は、政府は民主主義を攻撃する国外の力を咎め、完全に拒否するべきであり、我々は調査・報告内容に対処すると強調した。ヒラリー氏からの証言要求を却下した政権を痛烈に批判しつつ、卒業生に対して、権力者が説明責任を放棄した状況下において取るべき行動について疑問を投げ掛けた。

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