会話,雑談力の話し方教室-より良い夫婦関係を築くためにコミュニケーションスキルを高めよ!


夫婦間のコミュニケーションは、関係の健全性と幸福を支える基盤です。深い理解と相互の尊重を育むためには、効果的なコミュニケーションスキルが必要不可欠になります。

アクティブリスニング(積極的傾聴)

アクティブリスニングとは、パートナーが自分の感情や考えを自由に表現できる環境を作ることです。

これには、話を途中で遮らない、相手の言葉を繰り返して確認する(リフレーミング)、そして共感する(エンパシー)ことが含まれます。

例えば、パートナーが仕事での悩みを話しているときに、「それは大変だったね」と共感することで、相手は理解され支持されていると感じることができます。

非言語コミュニケーションを理解する

コミュニケーションの大部分は、実は、非言語で行われています。夫婦関係においても、ジェスチャー、表情、目の動き、体の向きなどの非言語要素が重要な役割を果たします。

パートナーの非言語的サインを読み取ることは、彼らの真の感情や意図を理解する手助けになります。例えば、パートナーが肩を落としているとき、言葉では元気と言っていても、実際はとても疲れているかもしれません。

このようなサインに気づき、適切に対応することが大切なのです。

感情や思いを率直かつ明確に伝える

健全な夫婦関係では、自分の感情やニーズを率直かつ明確に伝えることが求められます。そして、相手に自分の真意を誤解させずに、かつ非難や批判にならないように伝えるには、「私は」という一人称を使うことが効果的です。

例えば、「あなたがいつも遅れてくるから困る」と言うのではなく、「(私は)時間通りに来てくれると安心する」と伝える方が、相手にプレッシャーを感じさせずにすむのです。

話し方教室の視点/今日の一言
「夫婦の幸福な関係は、コミュニケーションスキルがもたらす」

夫婦間のコミュニケーションは、さまざまな誤解を解消し、信頼を深めるために欠かせません。そのための大切な点が2つあります。

一つは、定期的な「関係チェック」を設けることです。つまり、お互いの現在の感情や生活のプレッシャー、未来に対する期待などを共有する時間を持つことが大事です。

そうすることで、互いに対する理解が深まり、日常の忙しさに追われがちな中でも、パートナーとの絆を確かなものにする助けとなります。また、さまざまな問題が小さいうちに対処することもでき、大きな対立や問題に至らないようにすることができます。

二つ目は、お互いのコミュニケーションスキルを高めることが肝心です。夫婦関係におけるコミュニケーションスキルは、相手を理解し、尊重し、支え合うための重要なツールです。

これは、上記のポイントを意識して、コミュニケーションを取ってください。お互いの幸福と関係の維持に向けて、これらのスキルを磨き続けてください。継続して磨くことが肝心なのです。

学院総長 酒井美智雄

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