話し方教室東京 教養講座-ビジネスパーソンはファシリテーション能力を向上させよ!

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自分らしくファシリテーターの役割を果たす

「ユーエックス コレクティブ」では、自分の強みを活かすことで、自分らしくファシリテーターの役割を果たせると紹介している。

ファシリテーターといえば、会議や議論の進行役のイメージが強いだろう。司会進行や時間管理などを行い、会議や議論の円滑な進行に欠かせない存在である。また、中立的な立場から議論を調整したり、意見交換や意思決定・合意形成といった参加者の意見を取り纏めたりする役割もある。

このように、ファシリテーターの役割は多岐に渡る。しかしながら、ファシリテーションスタイルを把握することで、自分の強みを活かしながら、自分らしくファシリテーターの役割を果たせるという。

ビジネスパーソンにファシリテーション能力は不可欠

もし、心理的安全性(組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態)が高く、メンバー全員が卓越したコミュニケーション能力を兼ね備えている場合、ファシリテーターは不要である。

しかしながら、チームやプロジェクトなど集団活動には、大なり小なりミスや失敗が伴う。そこで、スケジュール管理やタスク管理、方向性の確認などを行うファシリテーターの存在が必要となる。そのため、ビジネスパーソンにファシリテーター能力は欠かせない。

ちなみに、ファシリテーションの目的とは、集団活動における意見交換、相互理解、認識一致のサポートである。積極的な参加の促進、エンゲージメントの向上、アイデアやアウトプットの創出に焦点を置きながら、目標達成や成果の実現を支援することである。

自分の強みを活かしたファシリテーションスタイルから始める

さて、ファシリテーターは「Energizer(エナジャイザー)」「Driver(ドライバー)」「Diplomat(ディプロマット)」「Interpreter(インタープリター)」の4タイプに分類される。

「エナジャイザー」は伝播的エネルギーを有するため、創造的思考力を高めることに長けている。「ドライバー」は、スケジュールに基づく進捗管理を重視したうえで、意思決定や目標達成に焦点を当てる。

また、「ディプロマット」は個々のニーズおよび反応を意識しながら、チームなどの集団において信頼関係や協調関係を構築することを得意とする。「インタープリター」は本質を見抜き、全体像を把握できる。

状況に応じてファシリテーターのスタイルを変えられるのが理想的ではあるが、まずは、自分の強みを活かしてファシリテーションを行ってみよう。

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