話し方教室東京 教養講座-上司はコミュニケーションを工夫し、フィードバック上手になれ!

マネージャーはコミュニケーションを工夫せよ

ハーバード・ビジネス・レビューでは、マネージャーが行うべきフィードバックの方法について、専門家のアドバイスを掲載している。指示的なフィードバックではなく、コミュニケーションを増やし工夫するやり方だ。

仕事でフィードバックを行うことは大切だが、マネージャーにとって苦痛になるときがある。そこで、フィードバックというよりも、スタッフとの状況を改善する2つのコミュニケーション方法を紹介している。

目標共有と相互理解できるコミュニケーションを

1つは、「窓の注視」というテクニック。プロジェクトをすすめるとき、マネージャーとスタッフの見ているもの、実現するものを、窓を通して見えている景色のように、同じでなければならない。

そこで、自分が説明した内容をスタッフにも繰り返してもらう。相互理解を行うことで、進行のズレや誤解を防ぐことができる。

部下に話させ、正しい方向に誘導するコミュニケーションを

もう1つは「ミラーホールディング」。マネージャーが何をするべきか一方的に指示するのではなく、スタッフが鏡を見て何が見えているか、何を見るべきかを見守り、誘導する。

ここで会話を行いながらスタッフの話を導き出すことで、現在の強みや改善点、将来の目標、全体的な内容の把握などを、思いやりをもって促すことができる。

2つをこなすためには訓練が必要だが、欠点ばかりが目立つフィードバックを行うより、一緒に成長できる機会となる。

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