話し方教室東京 教養講座|効果的なプレゼンテーションのポイント

自信を持ってプレゼンする

米国版「インフォQ」は昨年7月2日、効果的なプレゼンの秘訣をスタンフォード大学・ビジネススクールのマット・アブラハム氏に尋ね、ポッドキャストで掲載しました。それによると、効果的なコミュニケーションに必要なことは3つ。自信を持って、聴き手をよく理解し、話をわかりやすい構造にまとめることだといいます。

大事なプレゼンを前にしてナーバスになるのはごく自然なこと。しかし聴衆は、話し手が自信を持って話せば話すほど、内容の専門性を信頼する傾向があり、自信を持って話すためには、不安の症状と原因の両方に対処することが大切だといっています。

例えば不安で体が熱くなる癖があるなら、プレゼンの最中に何か冷たい物に触れられるようにし、うまく聴き手の心を掴めるかどうか不安なら、開始前にできるだけ聴き手と握手したり話したりする手も勧めています。

聞き手を知り、分かりやすい構造で話す

次に大事なことは聴き手をよく知ることで、それに基づいて話をわかりやすくまとめることといっています。

最後に、コミュニケーションには必ず目的があり、その目的とはどんな情報を伝え、何を感じてもらい、その結果どんな行動をしてもらうかの3つに分けることができると述べています。目的が明確になれば、聴き手を納得させやすい構造を選ぶことも可能になるわけです。

蛇足ですが、多くの話し手が「自分なんかが話してもいいのだろうか」という不安をいだきます。しかし、聴き手は話し手を試すために来たのではなく、何かを学ぶために来ているのです。ですから聴き手も話しているあなたの成功を期待していることを忘れないほうがよいでしょう。

話し方教室の要点「効果的プレゼンテーションのコツ」

1.マット・アブラハム氏は「聴衆は、話し手が自信を持って話せば話すほど、内容の専門性を信頼する。自信を持って話すには、不安の症状と原因に対処すること」と述べている。

2.そのほか、聴き手をよく知ることで、それに基づいて話をわかりやすくまとめることが大事であり、聴き手がわかりやすい構造で話すことが肝心だと言っている。

さて、上手いプレゼンのコツは、まずは聴衆分析にあります。聴き手は、どんな知識や背景を持った人で、彼らの重視する価値は何か。その辺のことをあらかじめ話し手は知っておくことでプレゼンテーションの質が高まります。

また、話は細かいことよりも、ざっくりと「大きな柱」を重視すべきで、それに沿って話すことが分かりやすさにつながるコツと言えるのです。

自信は、テーマについて熟知していることと、事前にプレゼンの準備を「これでもか!」というほどやっておくことでしか芽生えないもの。そう断言してもかまいません。

いずれにしろ、効果的プレゼンには訓練が欠かせません。しかし「我流の訓練」では、伸びが遅いだけではなく、レベルもすぐに頭打ちになります。そこで本学、日本コミュニケーション学院「プレゼンテーション講座」をご利用になるのが良い選択と言えるでしょう。

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