話し方教室 教養講座-スピーチが短期間でうまくなるシンプルなコツ!


スピーチの力を磨くには、専門的な指導を受けたり経験を積むことが重要ですが、初心者から上級者まで、簡単に取り入れられるいくつかのシンプルなコツもあります。

ここでは、スピーチが短期間で上達するためのシンプルなコツを述べてみましょう。

メッセージを明確にする

スピーチが効果的であるためには、明確なメッセージが必要です。

まず、伝えたいことを明確に整理しましょう。それが何であるかを自分に問いかけ、一文で要約できるようになると良いでしょう。

次に、そのメッセージを分かりやすく伝えるために、大枠を体系化します。3つ程度にまとめるのが基本です。そうすることで、聴衆はスピーチを理解しやすくなるものです。

非言語コミュニケーションを意識する

優れた話し手は、ボディーランゲージなどの非言語コミュニケーションの使い手でもあります。そこで、いくつか大切な点を紹介しておきます。

まず、聞き手の目を見て話すことです。また、ジェスチャーや表情を活用して、聞き手の興味を引きつけることが肝心です。

そうすることで聴衆はスピーチにより深く関与し、メッセージをよりよく受け入れるようになりますから。

充分なリハーサルを実施する

慣れない方のスピーチはリハーサル不足で失敗することがよくあります。

短期間で上達するためには、リハーサルを積極的に行うことが重要です。たとえば、自分のスピーチを録音またはスマホで撮影して振り返ることも可能です。

その際に、注意するポイントをいくつか述べます。例えば、発声や発音は明確か、身振りや表情は適切か、テンポやリズムも適切か、メッセージは伝わりやすいか、などがポイントですね。

話し方教室の視点/今日の一言
「スピーチの力を磨くには、言語(メッセージ)と非言語の両方を磨け」

メッセージを明確にし、非言語コミュニケーションに注意し、そしてリハを十分に実施する。これらを実践することで、スピーチを短期間で向上させることが可能です。

しかし、「シンプル」とは申しましたが、「簡単」とはいっていないところがみそです。そうです、取り組むには覚悟も求められるのです。

そして、困ったら、やはりプロの指導を仰ぐことをお勧めします。プロは、皆さんがどこでつまづくかを良く知っています。

プロの経験と知恵を活用できれば、無駄な時間をなくし、また、プレッシャーも大きく削減することもできるのですから。やはり「餅は餅屋」。そういうことでしょう。

学院総長 酒井美智雄

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