あがり症克服の話し方教室「あがり症でも大丈夫!話し方教室直伝・思いを正確に伝える話し方の基本」(じっくり教養 話し方教室東京)


人前で話すと声が震えたり、言いたいことがまとまらずに終わってしまう——そんな「あがり症」の悩みを抱える人は少なくありません。

ビジネスのプレゼンテーションや日常会話でも、緊張が強いと本来伝えたい思いが相手に届かず、誤解や低評価につながることもあります。

しかし安心してください。話し方の基本スキルをきちんと身につければ、あがり症でも思いを正確に伝えることは可能になりますから。今回は、話し方の基本ポイントをご紹介します。

1. 「あがり症」克服は「事前準備」を徹底することから

事前準備が緊張を和らげる

あがり症を克服する第一歩は、徹底した準備です。人前で話すとき、大まかな台本を作るだけでも安心感が生まれます。また、呼吸や声を出すウォームアップを習慣にすることで、自律神経が整い、緊張が和らぎます。

初心者に大切なことは、準備の質と量です。これが人前で話す時の自信に直結するのは間違いありません。

構成を明確にすれば話が散らからない

緊張で話が散らかってしまう人は、話の順序をあらかじめ設計する必要があります。一例として、結論→理由→具体例の順で話すだけでも、効果的に伝わります。

話の構成を明確にすることで、緊張しても大きく脱線せずに思いを伝えられるようになります。

2. 話の信頼性・説得力を高める工夫をする

体験談や実例を交えて話す

ただ理屈を並べるだけでは、聞き手の心には届きません。説得力を生むには体験談を語ることが効果的です。

たとえば「以前はあがり症で声が震えていたのですが、練習を重ねることで、それもなくなり、今では会議で評価されるようになりました」といったエピソードは、共感を呼び「自分もできるかもしれない」と思わせてくれます。実体験を交えた話は、正確な伝達に深みを与えるのです。

主張にはデータ・数字を提示する

思いを伝えるには「この人の話は信じられる」と思ってもらうことが大切です。そのためには、ビジネスではデータや数字の提示が欠かせません。

つまり、自分の発言に根拠や裏づけを加えることで、相手の納得感が高まり、メッセージが正確に届きやすくなるのです。

3. 非言語コミュニケーションを意識する

表情・視線・声のトーンを意識する

思いを正確に伝えるためには、言葉そのものだけでなく「非言語表現」も重要です。研究によると、コミュニケーションの印象は言葉以上に表情や声のトーンに左右されると言われています。

緊張していても、相手の目をしっかり見て話し、明るい表情を心がけるだけで、説得力と信頼感は大きく高まります。また、声の抑揚や間の取り方を工夫すれば、聞き手に安心感を与え、内容が正確に伝わりやすくなるものです。

「聞く」ことで自分の話も聞いてもらえる

伝える力を磨くと同時に、相手の話をどう受け止めるかも大切です。うなずきやあいづち、適切な質問をすることは「あなたの話を理解しようとしています」というメッセージになります。

聞く姿勢を示すことで相手との信頼関係が深まり、その後に自分が発する言葉もより正確に届きます。つまり「聞き方」と「話し方」は表裏一体なのです。思いを伝える基本は、一方的に話すのではなく、相互理解を意識する姿勢にあります。

話し方教室の視点/酒井学院総長の一言

あがり症の人でも、準備と構成を工夫し、体験談やデータを取り入れ、非言語表現に気を付ければ、思いを正確に伝えることは可能になります。

もっとも、それが難しいというのも、初心者に共通しています。ですから、可能なら、質の良い話し方教室で学んでください。重要な基本を知り、それを実践反復することで、ビジネスでも日常でも、自分の思いを堂々と届けられるようになりますから。

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