「仕事も人生もうまくいく!話し方教室直伝・クロージングの技術」(1分間 話し方教室東京)
〜印象を残し、行動を引き出す話の締め方〜
「この人と仕事がしたい」「また話を聞きたい」——そんな好印象を残す人には、共通点があります。それは、“話の終わり方”がうまいということ。
たとえ素晴らしい内容でも、話の終わり、つまりクロージングが曖昧だと印象は薄くなります。一方で、聞き手の感情を動かす締め方ができれば、信頼も行動も自然と引き出されるのです。
今回は、仕事も、人生もうまくいく「クロージングの技術」をご紹介します。
1. あなたの話す目的を明確にする
相手に何をして欲しいのかを明確にする
クロージングは「ただ話を終える場面」ではありません。相手にどんな行動をしてほしいのか、どんな印象を持ってほしいのかという**“目的設定”**が最も重要です。
たとえば営業なら「契約を締結してもらう」、プレゼンなら「提案に賛同してもらう」など、聞き手に求める行動を明確にする必要があります。
行動を促す言葉で成果につなげる
「ご検討ください」では弱い印象に。「今週中にお返事いただけると助かります」など、**具体的なアクションを促す表現(アクションワード)**を使うことが、成果につながるクロージングのカギです。
そのためには、相手が自然に動きたくなるような言葉選びをトレーニングすることが肝心です。
2.聞き手に響くクロージングの秘訣
「あなたにだから」の特別感を伝える
聞き手に響くクロージングには、「この話は御社にとって特別な価値があります」など、“あなたにだから”というメッセージを含めることが重要です。
この一言で、話に対する親近感が高まり、自分の価値が伝わります。相手の心に残る「パーソナルな締め方」が重要なのです。
強み・価値を一言で言い切る
最後に「私の強みは○○にあります」「このサービスで課題を解決できます」と明言することで、あなたが何者で、どんな価値を提供できるのかが伝わります。
自己PRやプレゼンの場では、このひと言が大きな差を生むのです。
3. 心を動かす“感情訴求”クロージング
感情に訴える言葉で記憶に残す
事実やデータだけでは、人の心は動きません。最後の一言に「この商品で多くの方が笑顔になっています」「私自身も救われた経験があります」など、エモーショナルな要素を盛り込むことで、印象が深く残ります。
感情は記憶と結びつきやすく、自分自身を売り込む大きな武器になるのです。
“間”と“アイコンタクト”で信頼を育む
また、言葉だけでなく、「話し終わったあとの沈黙(間)」や「アイコンタクト」も重要なクロージングの一部です。
話し終わった瞬間に少し“間”を取り、相手の目をしっかり見ることで、メッセージが深く伝わり、あなたの本気度や誠実さも伝わります。これは、非言語コミュニケーションとして非常に効果的です。
話し方教室の視点/酒井学院総長の一言
仕事でもプライベートでも、自分を売り込む場面はたくさんあります。そして、それに成功するか失敗するかで、その後の展開が大きく違ってきます。
クロージングのスキルは、営業マンだけがトレーニングすればよいものでは決してありません。ビジネスでも人生でも、あなたの魅力や価値をしっかり伝えるために、すべての人にクロージングスキルを磨いて欲しいと思っています。
クロージングのトレーニングで、あなたの人生が大きく動き出すはずです。
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