話し方教室「獣医のアドバイスが実行されない原因は、コミュニケーション・スタイルにあった」(話し方ニュース東京)

獣医のコミュニケーション・スタイルを分析

科学関係のニュースを伝えるphys.orgは4月5日、獣医のコミュニケーション・スタイルを分析した、イギリスのブリストル大学で行われた研究を紹介した。

獣医はペットの健康のために、たとえば餌を変えるなど、飼い主に行動を変えるようアドバイスする必要がある。このとき獣医は、これまで伝統的に用いられてきた、直接的な指示を出すスタイルをよく使っていることがわかった。

このスタイルのコミュニケーションは獣医と飼い主の間に感情的な人間関係が育つことを妨げ、飼い主の意思決定において、個人的な選択、やる気を促さない。

このスタイルと、飼い主の感情的な葛藤が、これまで広く知られてきた獣医のアドバイスがあまり実行されないという問題に関与していると考えられる。

アドバイスが実行されるコミュニケーションスタイルを

アドバイスをして問題を解決するという獣医の役割を果たすためにとられたスタイルが、あまり相手の共感を呼ばず、積極的な参加をもたらしていない。

スタイルとしては、飼い主がやる気を出してアドバイスをすぐ実行してくれそうなものが望ましい。研究者は、獣医の与えるアドバイスは正しいだけでは十分でない、と指摘している。

伝え方次第で飼い主のやる気が左右され、問題解決の結果も変わってくる。相手のやる気を批判する前に、その人たちに感情的なサポート、個人的な選択を提供することで、アドバイスを実行してくれるのではないかと考えてみてほしいとしている。

話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院東京/話し方伝え方/話し方教室ニュース・スタップ委員会