話し方教室「医師と患者のコミュニケーション改善、患者による懸念事項の電子カルテ記入」

医師の診察前に患者が懸念事項を電子カルテに記入することを推奨

開業医や科学者、政策立案者、そして患者や地域社会に向けた研究雑誌「家庭医学論集」に、患者が自ら懸念事項を電子カルテへ記入することを推奨する研究論文が掲載された。著者はワシントン大学のエルモア医学博士ら。

同研究では、かかりつけ医・家庭医の大型診療所において、医師の診察前に患者が懸念事項を電子カルテへ入力する実験を実施。その実行可能性や取り組みやすさ、有用性を評価した。実験後のアンケート調査には101人の患者と28人の臨床医が参加した。

患者と医師とのコミュニケーションが大幅に改善

その結果、約4分の3の参加者が懸念事項の記入によって患者と医師とのコミュニケーションを改善したと回答。患者では79%、医師では74%だった。また、今後も患者参加型の課題設定を継続したいと回答した人の割合は、患者で73%、医師で82%にのぼった。

著者らは、患者が診療における課題を入力できるようにすることで、治療に患者自らが関与することができ、また臨床医が患者の懸念事項を優先することができると指摘。患者と医師のコミュニケーションを向上させ、効率的な治療を可能にするとしている。

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