話し方教室「重大な投薬ミスの多くに、コミュニケーションが関与している!」(話し方ニュース東京)

薬局でのシフト交代時の「引き継ぎ」に関する研究

薬局で働く人々にニュースを伝えるファーマシー・タイムズは5月1日、シフト交代時の引き継ぎに関する研究を紹介した。研究は米ウィスコンシン大学の研究者によって行われ、ジャーナル・オブ・ペイシャント・セイフティーに掲載された。

2016年には全米で5万8000の薬局から44億の処方箋が患者に渡された。これまでの研究では、重大な投薬ミスの71%においてコミュニケーションのエラーが介在していたという。

研究では薬局で薬剤師が交代する際のコミュニケーションを調査した。引き継ぎの方法は、二人が顔を合わせて情報交換するタイプとメモやコンピューターなどでメッセージを残し情報交換に同時性がないタイプの二つに分けた。調査を依頼された543人の薬剤師のうち、82%が回答した。

対面で、情報を伝えることでコミュニケーションエラーを防ぐ

回答者の約半数が、シフト交代の時に十分な情報をもらっていないと答えた。また情報をもらっても、ほとんど役に立っていないという。回答者の約40%が与えられているテクノロジーではスムースな引き継ぎができないと感じていた。

不十分な引き継ぎは仕事量の増加、仕事の重複、不要な仕事やミス発生の可能性などと正の相関関係を示した。

研究者は、シフト交代時には顔を合わせて、対面で情報を伝える方が効果的であるとし、経営者が引き継ぎの方法を積極的に指導し、コミュニケーションを補助するソフトウェアを検討することを勧めている。

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