話し方教室「リーダーシップ・コミュニケーションの男女差を、心肺蘇生術に見る」(話し方ニュース東京)

心停止した患者の生存率を上げるには、チームのコミュニケーションが鍵

サイエンス・デイリーは、女性は男性よりCPR(心肺蘇生術)が有効に行えなかったという研究を紹介した。研究はスイスのバーゼル大学と同大学病院で行われ、クリティカル・ケア・メディシン誌で発表された。

誰かの心臓が止まったときには秒単位での対処が欠かせず、救助にあたるチームの知識、能力、コミュニケーションが結果を大きく左右する。これまでの研究では効果的で強いリーダーシップ・コミュニケーションが患者の生存率をあげることがわかっている。

研究では男女108人ずつの医学生が参加し、それぞれ3人ずつのチームでCPRを行った。最初の3分間で救助者の手が患者の胸を押している時間を測定、チーム内のコミュニケーションを分析した。

女性にはリーダーシップ・コミュニケーションの訓練が必要

研究ではリーダーシップ・コミュニケーションとして、言葉によるチーム内での作業分担、仕事の正しいやり方の指示などを例としてあげている。

研究の結果、女性チームは男性チームと比較してCPRの開始までに時間がかかり、最初の3分間で実際に患者に蘇生術を施した時間が短かった。また女性にはリーダーシップ・コミュニケーションが少なかった。

女性の救助者には男性と同等の知識があると思われるが、CPRの実施結果はかんばしくない。研究者はこのため、女性にはもう少し焦点を絞ったトレーニングが必要だと思われるとしている。

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