話し方教室東京 ニュース|コミュニケーションスキル不足は、健康リスク!

ソーシャルスキル不足は、健康リスクをはらむ

アリゾナ州立大学は11月6日、コミュニケーションなどのソーシャルスキルが不十分な人は、精神的・肉体的な健康リスクへの可能性が高いという、研究について公表している。

コミュニケーションスキル欠如は、孤独とストレスを生み出す

同大学社会行動科学部の責任者であるセグリン教授は、ソーシャルスキルと健康への間接効果について調べるため、18歳から91歳までの成人775人をテスト。その結果を測定した。

不十分な社会的スキルは、ストレスや孤独に関連していることは知られている。やがて喫煙、飲酒、運動不足や肥満などの物理的な健康被害を引き起こす可能性があるからだ。しかし健康に影響するスキルについては証明されていなかった。

ソーシャルスキルは、つまりコミュニケーションスキルをさすが、教授は研究で4つの具体的な能力の欠如を見いだす。それは「感情をぶつける能力」「自己主張する能力」「不当な要求に耐える能力」「理解・共有する能力」だという。これらの能力の乏しかった参加者は、ストレスや孤独感、肉体的な健康の低下があることを報告した。

コミュニケーションスキルは、意識的に身につける

教授は「孤独」という経験は、急いでいるときにドアの鍵が見つからない状況に似ていると話す。鍵を探すように、社会または相手とのコミュニケーションを模索する、焦る。そして鍵が見つかればストレスから解放されるわけだが、社会的スキルを持っていない人は開放されることがない。

こうした人たちは、社会的意識の欠如に気づくべきだという。社会性は身につくものではなく、「身につけるもの」だと述べている。

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