話し方教室「スピーチも音楽も、鳥と同じルーツ?発声の謎を探る」(話し方ニュース東京)

人と鳥の、発声・発音の仕方は同じ?

ユリークアラートは11月22日、トリの鳴き声と人間の言葉には、発声発音の仕方に生物学的に共通点があるという、研究発表について掲載している。

言葉の音響パターンは脳で構成、これが言葉を発する原点

言語学では、様々な国の言葉が存在する中で、人間の発音のタイミング、ピッチ、およびストレスなど、言葉の詳細な音響パターンが脳によって構成されており、これが普遍的に共通する「文法」ではないかという主張がある。

つまり言葉を発する「原点」ではないかというのだ。そして今回の研究はカナダ・マギル大学の生物学者たちによるもので、カレント・バイオロジーに論文として発表されている。以前から人間の言葉や音楽には、動物が発する鳴き声とルーツを同じくしている可能性が唱えられてきたことを裏付ける結果となった。

音声コミュニケーションの理解をスピーチや音楽研究に応用

若いキンカチョウと呼ばれるスズメ科のトリを選び、定期的に歌を聞かせ5つの音節を学習させた。最終的に、彼らが特定の種類の音をパターン化して生み出すこと、野生のキンカチョウが出す音と類似していることなどから、鳥類にも普遍的な文法を持っているということが明らかになった。

研究メンバーは、今回の研究が人間の言語ルーツだけでなく、聴覚処理のメカニズムや学習など、脳内にあるバイアスの仕組みを解明する糸口になるのではと考えている。最終的に、音声によるコミュニケーションの根底を探り、スピーチや音楽の研究に活かせるという。

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