話し方教室東京 コラム|英国首相の演説・スピーチ

女性の社会進出に必要なことは?

ザ・ガーディアンでは2月6日、英国女性の参政権100周年記念として行われたメイ首相の演説を報じている。女性の社会進出には、自身が持っている信念、原則に固執することだと言う。

女性のリーダーシップコミュニケーション

メイ首相の演説では、女性が政治や仕事に参加することを禁じられていた1世紀前と比較し、英国最高裁判事、首都警察の指揮官、政治家、イングランドの消防士など女性の活躍について話している。

そして自身も英国で2番目の女性首相となったことを誇りに思うと述べた。

演説の中でメイ首相は、個人の意見として女性のリーダーシップにおけるコミュニケーションについても話している。

自身の強い信念に固執して行動をとスピーチ

女性はアプローチの仕方が違い、自身の見解や意見を主張することと同じくらい、他の人から聞き学びそれを反映させると言う。それは状況の理解と利益につながり、よい結果を達成できるからだ。

ビジネスにおいても女性はしばしば意見を反映させようとし、達成したときにはそれは己の力ではなくチームの力だと言う。しかし首相は、政治や社会の中で女性が重要視するべきは自分自身だと語っている。

「意見に違いがあるからと言って、同じ結果が得られないわけではない」とし、周りのニーズに応える行動よりも、信念を持つことに固執するべきだとアドバイスしている。

話し方教室の要点「女性のリーダーシップ・コミュニケーションのポイント」

女性は、自身の見解や意見を主張することと同じくらい、他の人から聞き学びそれを反映させようとする。また、達成したときにはそれは己の力ではなくチームの力だと言う。

つまり、女性は男性よりも謙虚なのだ。メイ首相にとっては、それが物足りないらしい。だから彼女はこう言っている。「周りのニーズに応える行動よりも、信念を持つことに固執するべきだ」と。

確かにこのくらいの気概がないと、伝統的な男性世界にあって、女性がリーダーシップを発揮していくことは困難なことだろう。

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