話し方教室東京 コラム|従業員のコミットメントを高める!トップは何をすべきか

従業員のコミットメントを高めるために

ショーン・ケースモア氏は、2月5日、企業の急成長を支えるため、企業のCEO(最高経営責任者)が、なぜ従業員のコミットメント醸成に大きな力を注ぐのかを記事にした。

ショーン・ケースモア氏は、「業績を上げているチームのように動作する企業文化を培うことが、収益増大に寄与する唯一の構成要素である」という結論を、北米成長企業のCEO10数名と共有した。そのために、以下4つの領域が大切である。

ミッション・ステートメント(経営理念)を体現すべし

ミッション・ステートメントとは、立派な額縁にいれて、会議室に掲げておくものではない。むしろ至るところに掲示され、あらゆる状況に応用され、生きて呼吸するものでなくてはならない。

CEOはあらゆる機会を利用して、ミッション・ステートメントを従業員と分かちあい、実証して見せ、日々の業務に息吹いていることを認めさせるのだ。

透明性を確保すべし

「組織を取り巻く外部環境」と「従業員がいかに組織に影響を与えたか」の間に、明確な透明性があるときに初めて「組織が市場に提供するサービスの価値」と、従業員の役割をつなぎ、理解させることができる。

CEOは全体あるいは個々の従業員と、組織が直面した挑戦と機会を共有するために、時間をかけなくてはならない。

顧客満足を支援すべし

CEOが特筆すべき組織的努力を「従業員と顧客の強い価値関係を確立すること」に捧げることなく、透明性を維持することはできない。

経営幹部は、受付、製造、カスタマーサービス、経理など、従業員各人の日々の活動によって顧客が、「満足」以上の「夢中な状態」になることを支援し続けなくてはならない。

上下間のオープンコミュニケーションを実現すべし

現場の最前線と経営幹部との間の透明性も重要だ。開放的なコミュニケーションによる「上意下達」と現場主導の「下位上達」が行われることが、変化に対応し続ける組織にとって主要要素となる。

話し方教室の要点「従業員のコミットメントを高めるリーダーシップのあり方」

記事は、企業成長のためにトップが従業員のコミットメントを醸成することが不可欠として、そのための4つのポイントを紹介している。

1.ミッション・ステートメント(経営理念)の体現。

2.透明性の確保。

3.顧客満足の支援。

4.オープン・コミュニケーションの実現。

ここで核になるのが、4.の開放的コミュニケーションの実現だ。上意下達、下位上達の縦のコミュニケーション。その他にも、横へ、斜めへのコミュニケーションが大事になる。このオープン・コミュニケーションなくして、1,2,3の実現は困難なのである。

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