話し方教室東京 コラム|披露宴でスピーチする花嫁!

ハリー王子の結婚式でも、花嫁が父の代わりにスピーチ予定

英国の大衆紙ザ・サンはそのデジタル版で2月20日、結婚式や披露宴が時代とともに変化し、花嫁が披露宴でスピーチを行う新しい傾向を取り上げた。

結婚式や披露宴は伝統と慣習によって形作られることが多いが、今日では多くのカップルが伝統的な儀式を避ける傾向にある。例えば披露宴でのスピーチは通常花嫁の父、花婿、花婿の友人代表が順番に行うものだが、それも変わりつつあるようだ。結婚式計画のアプリが昨年行った調査によると、花嫁の12%がスピーチをしたという。

5月19日に予定されている結婚式でも、ハリー王子の花嫁となるメーガン・マークルさんがスピーチをする予定だという。ウィンザー城で招待客800人を前に、内気な父の代わりを務めるそうだ。メーガンさんは2015年に国連で演壇に立ったこともあり、多くの聴衆の前で発言することに慣れている。

純白のウェディングドレスも、それ以前は赤いドレスが主流

花嫁のスピーチだけでなく、結婚式は変わりつつある。例えば花嫁の白いドレスは1840年に行われたビクトリア女王の結婚式以来の慣行で、それ以前は赤いドレスが主流だったという。現在の花嫁の間でも、白以外の色を選ぶ人が増えている。

花嫁の父が娘を渡す儀式や披露宴で新郎新婦と同じテーブルにつく人々の顔ぶれも変わり、現在の英国ではカップルの90%が結婚前に同棲しているとの調査結果もある。

話し方教室の視点「結婚披露宴でのスピーチの昨今」

時代は変わりつつある。披露宴でのスピーチは通常花嫁の父、花婿、花婿の友人代表が順番に行うものだった。ところが結婚式計画のアプリが昨年行った調査では、花嫁の12%がスピーチをしたという。もっとも、これはイギリスでの話。

日本での披露宴の主宰者スピーチは、宴の最後に花婿の父、花婿の順で行っている。ところがこの日本でも30年程度前までは、宴の冒頭で媒酌人がスピーチをし、宴の最後に花婿の父がスピーチして披露宴は終わりだったのだ。

今では「媒酌人て、何?」なんて聞かれることになっていることだろう。さように時代は変わる。

しかし、変わらないものがある。それが「スピーチ」の重要性だ。余興のない披露宴はあっても、スピーチのない披露宴など聞いたことがない。これからも結婚披露宴のスピーチはなくならない。これは間違いない!

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