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医療コミュニケーションの話し方教室|医療現場のシミュレーション・トレーニングでトラブル回避を

 
ケアワーカーにシミュレーション訓練を
Australian Ageing Agendaは2月23日、高齢者などのケアワーカーを対象にしたシミュレーション・トレーニングが、スタッフの行動管理と信頼性の向上に役立つという研究について報告している。

 
医療コミュニケーション/イメージ画像:photoAC
 
コミュニケーションスキル向上とトラブル防止
南オーストラリアのフリンダース大学では、患者を演じる役者を使い、17名の経験豊富なケアワーカーを対象に、シミュレーションによるケア・トレーニングを行った。

このトレーニングは、コミュニケーションスキル、不安や紛争の対処、防止、低減、停止するための戦略など6項目を含んでいる。

トレーニングを行った臨床医教育センターによると、シミュレーションはケアワーカーの理論を実践できるのが特徴だという。


その体験により、それぞれがどのように患者と対応するかを学ぶ。スタッフは状況の悪化をどのように防げば良いか、戦略を立てるのに役立つというわけだ。

トレーニングで怒りをコントロール、患者との信頼関係も向上
トレーニング前の調査では、6件以上のトラブルを報告したワーカーは5人。トレーニングの2ヶ月後に再度調査すると、6件以上のトラブルを報告したワーカーは1人であった。同時に6件以下の報告を行ったワーカーの数も減少したという。

シミュレーションによって仕事に自信を持ち、患者に対する怒りなどの感情をコントロールし、状況の管理能力が高くなることが報告されている。また患者との信頼関係の構築にも役立つとしている。

■関連リンク Australian Ageing Agenda https://www.australianageingagenda.com.au/

まとめ/話し方教室の視点:医療分野でのシュミレーショントレーニングのポイント

話し方教室:コミュニケーションスキル・トレーニングのポイント

医療現場では患者の「病気」は見るが、患者自身(つまり「人」)を見ることが少ないようだ。忙しすぎるのが理由だろうが、しかしそれでいいのかを考えねばなるまい。

「病気」を見る場合は医学の専門知識が必要だが、「患者(人)」を見る時には、コミュニケーションのスキルが重要になってくる。あわせて、怒りなどの感情をコントロールできるアンガー・マネジメント能力も欠かせないものとなる。

しかし、医学・医療を専門に学んできた人達にはそれらが足りないのだ。

記事では、患者を演じる役者を使い、経験豊富なケアワーカーを対象に、シミュレーションによるケア・トレーニングを行ったそうだ。目的は、シュミレーションを通してどのように患者に対応するかを学ぶこと。状況の悪化をどのように防げば良いか、戦略を立てるのに役立てること。

シュミレーショントレーニングは、特に危機管理の分野で効果が高いことが知られている。医療分野でもドンドン実施すべきだと思う。


■話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院東京/ワールドニュース・スタッフ委員会



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